たまの探訪記 夕やけ小やけふれあいの里
今年も早いもので、もうクリスマスのご案内をさせていただく季節になりました。
街のクリスマスムードも日増しに高まり、ショーウィンドウ越しにそれを眺める私達も、知らず知らずウキウキした気分になります。
クリスマスといえば、華やかなクリスマスイルミネーション。最近は、ご家庭でデコレーションされる方も増えてきて、人々の関心も高まりつつあるようです。
童謡「夕焼け小焼け」の作詞者中村雨紅の故郷、緑豊かな恩方町。その、静謐な夜を明るく照らしだす、夕やけ小やけふれあいの里のイルミネーション。
都会のクリスマスのような豪華さ、派手さはありませんが、聖なる夜にふさわしい幻想的な夜になることでしょう。
春の花祭りに始まり新緑祭、秋のふれあいの里祭り、夏季営業のキャンプ場や体験田んぼ、毎月の緑の教室。年中様々なイベントや催物が盛りだくさんの「夕やけ小やけふれあいの里」。連載始まって依頼、三度目の登場となります。
早いもので、今年で開園十周年を迎えました。残念ながら過ぎてしまいましたが、十一月二七日には盛大な記念式典が催され、陣馬太鼓の祝い太鼓や特吹会の尺八、演歌など、大勢のお客さんを迎えて様々なイベントが行われました。
園内には、浅川の両岸をつないだり国道をまたいで向こう側へ渡してくれたりと、橋がたくさんあります。
また、広い敷地内には小川の流れもあったりして、立体的に組立てられています。
イルミネーションが見られるのは、前面ガラス張りの温室、ふれあい館。
夕焼小焼館の本格的コーヒーの喫茶店もこの時だけはふれあい館にお引越しします。
ふれあい館は陣馬街道からも眺めることができる、個性的な形の温室です。
全面ガラス張りになっていて、ステージでは一年を通して色々な催物が行われています。温室の中には、軽いお食事ができる喫茶店も。
ガラスに反射して光が増幅し、温室の中から見てももちろんきれいですが、ガラスの壁面を通して陣馬街道からもイルミネーションがよく見えます。
昨年の来場者数は一万三千人ほど。
多い日は、一日に千八百人ほどの人出で館内が溢れかえったそうです。
来場者の評判は上々で、リピーター率が高いといいます。
「誰にも教えないで自分だけの秘密にしたい」。
そんな気持ちも分かります。
でも、クリスマスは幸福を分かち合う日。 皆さん誘い合わせて出かけましょう。
前身である「夕やけ小やけ文化農園」の名前からも察せられるように、夕やけ小やけふれあいの里は周囲を豊かな自然に恵まれ、管理事務所に併設の直売所では、八王子産の取れたて野菜や花の直売も行われています。
もちろん、御食事処いろりばたでも、近隣で採れた新鮮な食材を使用したお食事をいただくことができます。
夕やけ小やけふれあいの里 | |
お問合せ | 八王子市上恩方町2030 TEL:0426-52-3072 FAX:0426-52-4155 |
交通 | ・京王八王子駅より陣馬高原下行き 多摩バス(50分)「夕焼小焼」停すぐ ・中央自動車道八王子ICから車30分 |
開催日程 | 12月1日(木)~12月25日(金) (12月23,24,25日に音楽のイベントあり。点灯式は12月1日17時30分) ※ 普段は入場料200円(子供100円)ですが、この期間は夜間入場無料です。 |
※この記事は平成17年12月に書かれたものです。