モミジとカエデ

ホットケーキの必需品

モミジとカエデモミジは、広義には植物分類上の区別でなく「紅葉(または黄葉)する」つまり秋に葉が赤や黄に変色する現象にちなんでツタ・サクラ・イチョウ・ブナなど紅(黄)葉する樹木を指します。 気温低下により葉の付け根に離層が発達。葉緑素が分解されて緑色が目立たなくなり、葉に糖分が蓄積し赤い色素アントシアンが作られたり、隠れていた黄色い色素カロチノイドが目だってきたりします。これが紅葉、黄葉です。 モミジは、狭義にはカエデ科カエデ属のこと。カエデは英名maple。ホットケーキの必需品メープルシロップは、カナダの国旗にも描かれているサトウカエデの樹液から作られます。 名称の由来は葉の形が蛙の手に似ているため。万葉集にももみじと共にかえるでの表記があります。代表的なイロハカエデはラテン名Acer(裂ける、カエデ)palmate(手のひら状の)。 ちなみに盆栽では、カエデ属の中で葉の切込みが5つ以上のものをモミジ、その他はカエデと、この2つを明確に区別しています。 ~松をいろどる楓や蔦は山のふもとの裾模様~ カエデとモミジが同列に扱える語でないことは童謡「もみじ」の一節にもうかがえます。