八王子ラーメン横丁 おがわ屋

 

ネギらーめん650円。たっぷり白髪ネギを、チャーシュー細切りと一緒にゴマ油とネギ油で和えてある。たっぷりのさっぱり白髪ネギに油の風味が効いている。荒い乱切り玉葱は独特の食感。素材の味を生かしたチャーシューもいい。

ネギらーめん650円。たっぷり白髪ネギを、チャーシュー細切りと一緒にゴマ油とネギ油で和えてある。たっぷりのさっぱり白髪ネギに油の風味が効いている。荒い乱切り玉葱は独特の食感。素材の味を生かしたチャーシューもいい。

このコーナーも連載第42回を数え、有名店はひとしきり取材依頼できたと思っていましたが。まだ大御所を残していました。 八王子系ラーメンの中でも10年ほど続く老舗、おがわ屋。八王子系がそう呼名付けられる前から八王子系を支えてきたお店です。

八王子系ラーメンの特長である
(1)澄んだ醤油色のスープ
(2)スープ表面を覆う透明の油
(3)トッピングの刻みたまねぎ。

その上、看板にも「八王子ラーメン」、店長さん自身が八王子系と自負する正真正銘の八王子系ラーメン店です。

 

 

現在の場所でもう10年ほど、八王子系ラーメンを代表するお店。入りやすい庶民的な雰囲気。

現在の場所でもう10年ほど、八王子系ラーメンを代表するお店。入りやすい庶民的な雰囲気。

最近の八王子特集の全国版情報誌で、一昨年発売の『るるぶ八王子』にもおがわ屋が掲載されています。 有名店だけに取材は多いようで、店内にもコピーが張ってあります。 今回の取材のお願いにも、ありがたいことに「何日でもいいよ」と快諾していただきました。 店長さんは何事も即断即決、ガキ大将のまま大人になったような方。その麺同様、人柄に味があります。

 

おいしい。スープも麺によく絡んで。 でも、前評判で期待した程ではないかな。
最初にそう思ったのが大間違い。 食べ終わる頃にはもっと食べたいと感じている。いくらでも食べ続けられそう。そんなラーメンなのです。 こ難しい理屈抜きで、また食べたいかと聞かれたら、また食べに行きます。

《本気で頑張る人募集!》
本気でやる気のある方、店長さんが一からご指導します。
ラーメンを作る上で大切なことは、やる気とラーメンが好きな気持ち。おがわ屋の味を受け継ぐ職人さん、募集中!

 

一口メモ
・麺 細ストレート麺 八王子系ご用達 尾張屋製麺製。色々試した結果、カンスイ少なめ地下水使用の麺が店の味に合っているそう。
・具 チャーシュー、メンマ、ノリ、刻み玉葱 (ラーメン)   お客さんにも好評のチャーシューは煮こむ時間が秘訣。詳細は残念ながらノーコメント。 玉葱は、八王子系でも荒め。メンマにも手が掛かっている。
・スープ(+タレ) 鰹節、鯖節、ゲンコツ、昆布、ネギ、玉葱。醤油ダレ。   食材は国産のもののみ。
・系 列 八王子系 八王子系の有名店で修行。東中神で別名で6年、おがわ屋としておよそ10年営業。
・一人当りコスト 700円前後。八王子系の特長である、スープを覆う透明な油。実はこれに手が掛かっている…そうなのだが、詳細はまたもや秘密。 メンマもそうだが、味付が控えめで全体が調和しているためスッと食べ進んでしまう。注意して味わってみると深い味。

 

 

ふらっと立寄り麺を食べ、お代を置いて店を出る、そんな感じのお店。

ふらっと立寄り麺を食べ、お代を置いて店を出る、そんな感じのお店。

濃色のスープは意外やあっさりめ、細麺によく絡みます。食材同士うまく調和して変な主張がなく、深い味。表面の油にも秘密が。 麺には甘みが感じられ、店長さんこだわりのちょうどいい硬さ。 チャーシューは柔らか過ぎず硬くもなく、素材を生かした旨みで、一枚じゃ物足りないくらい。 かなり荒めの刻み玉葱を最初気にしましたが、食感が出てしっかり味も感じられ、悪くないです。 味付けに気を使っているというメンマも、控えめだけどおいしい。

 

まっすぐ目を見返してくる店長さん、でも威圧的ではありません。奥様も感じのいい方。いいお店。

まっすぐ目を見返してくる店長さん、でも威圧的ではありません。奥様も感じのいい方。いいお店。

店長さんは、今でも修行先のラーメン店が本当においしかったと言われます。
開業を決意されたきっかけも、八王子系ラーメンが好きだったから。 「八王子でずっと生まれ育ったからね」
ラーメン作りの前は何をされていたのか伺いましたが、色々と経験を積んで来られた様子。
マイペースな雰囲気の店長さんも、ことラーメンとなると隅々まで行き届いていて妥協がありません。

きっと厳しい修行をやり遂げ、ご自分でも努力を重ねてこられたのでしょう。
こんな方の下について修行させていただけたら、人生の一番大切な部分をもう一度鍛え直していただけるかもしれません。

 

最近店長さんが気になるのは、店内で携帯を使う人。
お店がおいしいラーメンを提供してくれている間、私たちも携帯を控えませんか。ラーメンを食べる間だけのことです。

スープがなくなり次第終了です。週に二、三回はあるそうなので、夜はご注意ください。
ほとんどが常連さんで、毎日出る量も安定しているそう。
お昼は並びます。ゆっくり食べられる狙い目の時間帯は、夕方四時から六時くらいです。

 

おがわ屋
場所 八王子市大和田町5-27-11《現地周辺地図
(京王線京王八王子駅歩20分)
TEL: 042-644-2781
営業時間 11:00 ~ 20:00 (スープがなくなり次第終了)
定休日 月曜日

 

※この記事は平成19年5月に書かれたものです。