八王子ラーメン横丁 はる太郎

 

JR八王子駅徒歩五分。長崎屋の並びを入ったところ。真っ赤な看板とノレンが目印です。

JR八王子駅徒歩五分。長崎屋の並びを入ったところ。真っ赤な看板とノレンが目印です。

昨年の六月に開店したばかりなのにすでに固定客を確保し知名度もあるお店が、八王子駅至近にあります。

お店の名前は「はる太郎」。その人気と知名度には秘密あり。実は移転前も別名で、八幡町で営業していたのです。
昨年六月に現在の場所に移転し、店名も変えて再出発。移転前より価格も安くなっています。

 

 

まずはつけ麺からどうぞ。「自慢の二層だれ」の特製つけ麺、700円。上層はブイヤベースのようなまろやかさ、下層はトロみがなく独特の風味。  スープ割りがまたおいしいので、絶対に頼むべし。ワカメをオマケでワカメスープにしてくれます。

まずはつけ麺からどうぞ。「自慢の二層だれ」の特製つけ麺、700円。上層はブイヤベースのようなまろやかさ、下層はトロみがなく独特の風味。スープ割りがまたおいしいので、絶対に頼むべし。ワカメをオマケでワカメスープにしてくれます。

はる太郎のイチ押しは、特製つけ麺。
他にはない二層のつけダレ、魚系で取ったダシが生きています。上層のクリーミーさはフレンチの手法。表面に浮いた白い脂もきれい。ワカメの緑と青ネギが彩り。表面に褐色の揚げ玉葱。
具はすべてスープの中に。これ以上ないほどトロけるチャーシューは洋食の技が生きた逸品。肉の部位による違いを熟知した上で、豚バラ三枚肉を最適の方法で調理。メンマがいい食感。
モチモチしてほのかに甘みのある真空玉子麺は、麺自体がおいしい。一口食べれば違いが分かります。
メンマも食感がよく、おいしい。

 

 

店内はカウンター席のみだが圧迫感がなく、テーブルも明るい色。スペースに無駄がなく、清潔感が感じられる。

店内はカウンター席のみだが圧迫感がなく、テーブルも明るい色。スペースに無駄がなく、清潔感が感じられる。

はる太郎もう一つのおすすめは、うにバターラーメン800円。独自の手法で作る、世界に一つしかない麺です。
はる太郎では使用する食材はすべて国産で、無添加無保存料。体への優しさを考慮しています。
ウニも国産の塩ウニを使用。バターは雪印の無塩バター、特級品。「ウニは高いよ」と思わずこぼすご主人。ウニバターは作り置きして冷凍し、アイスクリーム用のトングですくいとって使います。
湯きりした麺をウニバターに絡めて、十分に味を染み込ませながら炒め、スープでのばします。
具にはチャーシューなどの他、味付け浅利や椎茸、細切にした昆布、大葉も入っています。

 

一口メモ(特製つけ麺)
・麺 中太やや縮れ麺
(手もみの真空玉子麺)
真空麺の特徴は麺密度の高さ。コシが強く滑らかに茹であがります。
・具 チャーシュー、メンマ、ワカメ、フライドオニオン、長ネギ小口切
洋食の技、トロけるチャーシュー。メンマがいい食感。
・スープ(+タレ) トンコツ、鶏ガラ、鰹節
など干物六種類、他魚介類 等
タレに桜海老を大量に使用。
・系 列 一店のみの独自。洋食の経験を生かしたオリジナル
・一人当りコスト 千円弱

 

 

すっきりきれいに整理整頓された店内。必要なものは全て壁に貼られている。

すっきりきれいに整理整頓された店内。必要なものは全て壁に貼られている。

2年ほど前までは八幡町で「和と伊の食卓 めし蔵」というパスタ専門店を営業していました。同年5月に昼のみラーメン専門店になり、10月には店名を「めん蔵」と変え、本格的にラーメン専門のお店に。 
店長さんいわく、「その前のスパゲッティファクトリーの方が分かりやすいんじゃないかな。6年半くらいやってたし」 
独立して17年目、それ以前の10年ほどフランス料理店で修業。和・仏・伊、合計30年近く料理の世界に携わってきたことになります。ラーメン作りにも長年の経験が随所に生かされています。

 

そんな経験豊富な店長さんから見て、ラーメンは特別な部類の料理だといいます。
動物系と魚介系両方を使う料理は世界的にも珍しく、それだけバランスがいいともいえます。
トッピングについて色々思うところはありますが、主なメニュー自体は、あまり替える気がありません。
その方が、軸がぶれずに取り組めるからだそうです。

気になるトッピング。お客さんにも好評、チャーシュー豚足200円。店長さんが豚足が好きで、安いしおいしいし栄養価も高いし、どうにか使えないかと試行錯誤して生まれました。
麺も、自家製だと安く作れるし、自分で打ちたい。でも、納得のいくものを作るには手が掛かり過ぎます。注文だとこれ以上単価は下げられません。
お店で使う国産の食品は、安心だけど割高です。価格についてもシビアに考えます。

経験の基礎の上に、しっかりした経済感覚と庶民的親しみ易さ。
奥様とお二人での営業。「移転したばかりで知られてないし、お客さんがつくまでしばらくはね」。
堅実で研究熱心。このお店は大きくなる、そんな気がします。

 

はる太郎
場所 八王子市中町10-3 (JR八王子駅歩5分)
TEL:042-624-5052
営業時間 11:00~21:00 (土日祝 11:30~21:00)
定休日 不定休
お休みは月一回程度。開店率が高いです。

 


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※この記事は平成19年9月に書かれたものです。