たまの探訪記 長房ふれあい端午まつり

 

長房ふれあい市民センター。日頃から地域住民の交流の場となっている。

長房ふれあい市民センター。日頃から地域住民の交流の場となっている。

いよいよゴールデンウィーク。今年は、多い方は十連休になるのでしょうか。 
せっかくの長期連休、ご家族揃って遠出するのもいいですね。 
でも。夏季・冬季の休暇と違いボーナス時期に重ならないこの時期は、思い切って散財するには少々辛いところ。 
近所で、リーズナブルで、家族みんなで一日楽しめる催物があったらいいのに。 
そんな、都合のいい行事が、あります。

 

黙々と歩いていくご夫婦連れは、河畔のお散歩が日課なのでしょうか。南浅川は、犬のお散歩道でもあり、人々の暮らしに溶け込んだ川です。

黙々と歩いていくご夫婦連れは、河畔のお散歩が日課なのでしょうか。南浅川は、犬のお散歩道でもあり、人々の暮らしに溶け込んだ川です。

今年で十七回目を迎える「長房ふれあい端午まつり」には、八王子市内はもちろん市外からも、毎年たくさんの人が訪れます。 
南浅川の両岸に渡されたロープに泳ぐ、およそ千匹の鯉のぼり。また、たくさんの模擬店の出店や市民センター内での展示・催物もあり、市民センター館内も南浅川河畔の遊歩道も、川原や川の浅瀬にまで、至るところ人でごった返します。

 

 

昨年度の様子。南浅川上空を舞う、およそ千匹の鯉のぼり。壮観!(写真提供:長房ふれあい市民センター)

昨年度の様子。南浅川上空を舞う、およそ千匹の鯉のぼり。壮観!(写真提供:長房ふれあい市民センター)

千匹の鯉のぼりは、一般のご家庭に寄付を呼びかけて集められました。押入れの奥で長年眠っていたたくさんの鯉のぼりも、多くの仲間と一緒に悠々と泳ぎまわっています。 
その壮大な様は、八王子八十八景の一つにも選ばれています。 
大きな真鯉や緋鯉と一緒に、付近の幼稚園児らが作った、かわいらしい手作りの鯉のぼりの群れも見られます。どの鯉のぼりも、小さいなりに、描かれた大きな目玉で空を睨みながら、いっぱいに風を受けて泳ぎます。

 

このおまつりの催物は、「お祭り」という名目にあわせて催物を決めた、というものはなく。せっかくのおまつりだからみんながやりたいことを提案したらこうなった、という感じ。手作りの温かさが伝わるおまつりです。 
レクダンスは参加自由だし、舞踊大会、カラオケ大会、山野草の展示や折り紙教室など、本当に身近で、誰でも参加したくなるようなものばかりです。模擬店も業者による出店は一切なく、すべて長房住民協議会の手によって運営されています。

 

 

昨年度の様子。南浅川上空を舞う、およそ千匹の鯉のぼり。壮観!(写真提供:長房ふれあい市民センター)

昨年度の様子。南浅川上空を舞う、およそ千匹の鯉のぼり。壮観!(写真提供:長房ふれあい市民センター)

写真左は昨年の様子。子供の日を挟んだ行事だけに子供達が多い。  
大人も子供も、風に吹かれて川べりを歩き、すっかりくつろいでいる。

 

 

長房地域住民協議会による模擬店も、毎年大盛況。(写真提供:長房ふれあい市民センター)

長房地域住民協議会による模擬店も、毎年大盛況。(写真提供:長房ふれあい市民センター)

昨年、思いがけない悲劇が日本を襲いました。新潟県を中心とする、中越地震。 
繰り返し訪れる震度六以上の揺れの激しさに、被害に遭われた方はもちろん、その親戚・友人、新潟に故郷を持つ方など、多くの人々が悲しい思いを味わうことになりました。 
その中越地震の一番の被災地と言われる、新潟県山古志村。今は町村合併により長岡市となりましたが、その山古志村から被災者の方を招いて、講演会を行います。

地震は決して過ぎ去った脅威ではなく、また他人事でもありません。明日私たちの上に降りかかるかもしれないことです。 
災害の怖さを忘れず、またその時の知恵を次に生かすためにも、語り継ぐことが大切です。

 

場所は、甲州街道をやや離れて車通りが少なく、緑が近い。歩道沿いの桜はもう葉桜に替わっているが、青空が広がる温かい日には吹きぬける風が心地よい。 
自然の大らかさと、人が物を作り出すパワー。それらがうまく吊り合ったおまつりが、「長房ふれあい端午まつり」なのではないだろうか。

 

長房ふれあい端午まつり
場所 長房市民センターと南浅川河畔
八王子市長房町506-2≪現地周辺地図
TEL 0426-64-4774
期間 平成17年5月3・4・5日
主 催 長房地域住民協議会
共 催 財団法人八王子市長房文化ふれあい財団
社会福祉法人八王子市社会福祉協議会
協 賛 社団法人八王子観光協会

 

※この記事は平成17年5月に書かれたものです。