たまの探訪記 陣馬山

 

陣馬山のシンボル、巨大な白馬の像。

陣馬山のシンボル、巨大な白馬の像。

八王子市は、現在も発展し続ける首都東京の一都市であると同時に、自然を豊富に抱えた、環境の良い住みやすい街でもあります。 
市内には、交通の便の良さで都内外でも有名な高尾山をはじめとして、幾つかの山があります。 
市内で一番高い山は醍醐丸、ついで高いのが陣馬山。神奈川県藤野市と境目を接する位置にあります。

 

 

八王子市内からバスに乗りおよそ1時間、陣馬高原下停留所。ここから和田峠までは、道中にお手洗いも自動販売機もありませんので、ご利用は計画的に。

八王子市内からバスに乗りおよそ1時間、陣馬高原下停留所。ここから和田峠までは、道中にお手洗いも自動販売機もありませんので、ご利用は計画的に。

標高八五七メートルと、山としてはそれほど高くはありませんが、それでも登山は登山。慎重な準備が必要。 
歩きやすい靴と、できれば体が隠れる動きやすい服装、帽子もあったほうがいいでしょう。 
汗をかきますから水分の補給も考えて。一歩山中に入るとしばらくは、お店も自動販売機もありません。

※乗物はすべて待ち時間が長いので、事前に時間確認しましょう!

 

陣馬山
東京都と神奈川県の境に位置する山で、頂上付近が高原のようになだらかになっていることから、陣馬高原とも。名称の由来は、竹田信玄が戦の陣を張ったことから「陣場」または「陣張」と呼ばれていたものにいつしか馬の字があてがわれるようになったと言われています。
陣馬山の標高は八五七メートル、八王子市内では醍醐丸に続いて二番めに高い山です。 周囲にそれほど高い山がないため、富士山をはじめとして丹沢・奥多摩など関東近郊のほとんどの山が見られます。また、都心の超高層ビル群まで見渡すことができます。

 

 

こちらの清水茶屋では、陣馬自然公園センターに写真の提供もしておられます。藤野市産柚子シャーベットや柚子ワインも置いています。

こちらの清水茶屋では、陣馬自然公園センターに写真の提供もしておられます。藤野市産柚子シャーベットや柚子ワインも置いています。

陣馬山頂からは、三六〇度の展望が開け、近郊の山々をはじめ都心部や横浜の方までが一望できます。 
山頂部には四軒の茶屋があり、どのお店も風景がよく見えるようにと、床を張り出させて客席を設けています。 
どこも素朴な外観で、そばやうどんが四~五〇〇円程とお手軽な値段。 
採れたての食材をしっかりした味付けで提供してくれ、こういっては失礼ですが、期待以上においしかったのでびっくり。

 

 

 

神奈川方面への下山中、きれいな湧水の下に、某カップ酒のビンが二つ。道辺には一般の人により秋桜などが植えられ、目を楽しませてくれます。

神奈川方面への下山中、きれいな湧水の下に、某カップ酒のビンが二つ。道辺には一般の人により秋桜などが植えられ、目を楽しませてくれます。

今回は陣馬高原下方面から登って神奈川県藤野市から電車で帰るルートだったのですが、藤野駅からバスで二〇分ほどの和田バス停前に陣馬自然公園センターがあり、登りやすい道や見所など、陣馬山の詳しい情報を知ることができます。陣馬山が初めての方は、こちらで情報を集めてから登ることをお勧めします。 
自然だけが相手の長い道中、陣馬山に見られる植物や鳥の名前を知っておくと、また違った登山になるのではないでしょうか。

 

神奈川県立陣馬自然公園センター。陣馬山に関する情報や、動植物や風景の写真が展示されています。バス停隣接なので便利。

神奈川県立陣馬自然公園センター。陣馬山に関する情報や、動植物や風景の写真が展示されています。バス停隣接なので便利。

ボンカレーやコカコーラの広告が貼ってありそうな雰囲気の商店。和田集落には、昔懐かしい日本の里山の風景が残っています。

ボンカレーやコカコーラの広告が貼ってありそうな雰囲気の商店。和田集落には、昔懐かしい日本の里山の風景が残っています。

 

 

和田集落、セメント塀を削って安置されたお地蔵様。普通に安置されたものより、願いが強く込められている感じがしますね。

和田集落、セメント塀を削って安置されたお地蔵様。普通に安置されたものより、願いが強く込められている感じがしますね。

和田峠も過ぎ、陣馬自然公園センターのある和田バス停付近まで来ると、民家が見られるようになります。 
かつて鶴牧藩の代官所があった和田集落。木々に囲まれた段々畑の斜面前方に家々が建ち並び、畑続きの庭にそれぞれにきれいな花が植えられています。道沿いに流れる小川はところどころ滝となって流れ落ち、昔懐かしい里の秋、という風情です。
陣馬高原下バス停から徒歩一五分のところに、辻野養魚場もあります。釣堀では竿や餌を無料レンタルして虹鱒や山女等の川魚を釣ることができ、バーベキュー場で釣れたてを調理していただくこともできます。

 

行きの八王子方面発のバスからは童謡「夕焼け小焼け」の故郷である恩方の町並みを見ることもできますし、陣馬山は、山歩きを楽しむという本来の目的以外でも、移り変わりが早くせわしい都会でのストレスを癒してくれることでしょう。

陣馬山
場所 現地周辺地図
TEL ・八王子市役所
都市計画室
TEL:0426-20-7258
・神奈川県藤野町
観光協会
TEL:0426-87-2111
・神奈川県立 陣馬
自然公園センター
TEL:0426-87-5270

 

※この記事は平成17年10月に書かれたものです。