たまの探訪記 多摩動物公園

京王動物園線・多摩都市モノレール各「多摩動物公園」駅徒歩すぐ。

京王動物園線・多摩都市モノレール各「多摩動物公園」駅徒歩すぐ。

どこへ行っても人でいっぱいのお正月。うちでテレビを見てすごすのももったいないし、かといって、お正月早々開店することも多くなったデパートの初売りで人の波にもまれるのも、疲れそうです。 
親戚も遊びに来るし、どこか案内できるところはないだろうか。そんな時は、お正月の多摩動物公園なんか、いかがでしょうか。

 

今人気のレッサーパンダ。結構活発で、写真撮影が困難なほど。顔の白斑が眉毛みたいに見えて、なかなか凛々しい顔です。

今人気のレッサーパンダ。結構活発で、写真撮影が困難なほど。顔の白斑が眉毛みたいに見えて、なかなか凛々しい顔です。

モコモコの毛皮に短い足、フサフサのシッポ。「ぬいぐるみみたいだねぇ」「触りたーい」と、あちこちで黄色い歓声が。いまや大人気です。

モコモコの毛皮に短い足、フサフサのシッポ。「ぬいぐるみみたいだねぇ」「触りたーい」と、あちこちで黄色い歓声が。いまや大人気です。

 

多摩地域在住の方には、多摩動物公園は既にお馴染みの方も多いようですが、広い公園内のこと、昨年の話題の的、レッサーパンダの存在を知らなかった方も中にはおられるのではないでしょうか。
かわいらしい顔と縞々の大きな尻尾、意外と活動的で常にモコモコと歩き回り、人々の目をひきつけています。

 

 

眺めていると、一匹がモソモソ動き出し、見る間に枝の天辺に。俊敏ではないけれど、意外と器用です。

眺めていると、一匹がモソモソ動き出し、見る間に枝の天辺に。俊敏ではないけれど、意外と器用です。

この他にも多摩動物公園で特筆したいのは、なんといってもコアラ。 
乾燥して灰色がかったユーカリの木の枝にしがみつく、グレーの小動物を探すのは、最初は大変です。でも、体全体で木の枝に抱きつき、丸い体で眠そうな、まぶしそうな様子でユーカリの葉を食べる姿は、見る人をホッとさせてくれます。

 

決定的瞬間、コアラのあくび。多摩動物公園といえばコアラでしょう。

決定的瞬間、コアラのあくび。多摩動物公園といえばコアラでしょう。

多摩動物公園は、一九五八年五月五日開園。 
五十ヘクタール以上ある園内を、アジア園・アフリカ園・オーストラリア園・昆虫園の四つに分け、武蔵野の豊かな自然の中で、たくさんの動物や昆虫を飼育しています。 また、アカネズミやノウサギなど、野生の哺乳動物や昆虫、野鳥なども多く見られます。

前述のコアラは、アカカンガルーやエミューなどもいる、オーストラリア園で。 
同じくレッサーパンダは、ユキヒョウやオランウータンと一緒に、広いアジア園の西南の方で会うことができます。 

 

 

昆虫園の昆虫園本館はトンボの形、昆虫生態園は蝶の形の建物です。 
アフリカ園にはチンパンジーやキリン、ダチョウなどの草食動物と、チーターやライオンといった肉食動物がいます。 
ライオンバスからは、強化ガラスを通してライオンの様子を観察することができます。

 

 

昆虫生態園。中央温室は赤や黄色など原色の花であふれ、色とりどりの蝶が思い思いに飛ぶ様子を見ることができます。

昆虫生態園。中央温室は赤や黄色など原色の花であふれ、色とりどりの蝶が思い思いに飛ぶ様子を見ることができます。

昆虫生態園の中央温室は、まさに、「昆虫ユートピア」と呼ぶにふさわしい空間です。 
室内は冬でも暖かく亜熱帯圏の原色の花々が咲き、蝶の餌場として置かれた密皿から甘い香りが。そして、色とりどりの蝶が、まるで人間の存在など意に介していないかのように自由に舞っています。 
また、幼虫や外国産昆虫を観察できる部屋もあり、トンボの形の昆虫園本館では、昆虫について楽しく学ぶことができます。

 

人気者のチンパンジー。細い木の棒を人工の蟻塚に突っ込んで、棒の先についた餌を食べます。

人気者のチンパンジー。細い木の棒を人工の蟻塚に突っ込んで、棒の先についた餌を食べます。

アフリカ園のサバンナには、ダチョウやペリカン、キリンなどがいます。サバンナを見下ろすレストラン近くの歩道にこんな問題が。「キリンの首はなぜ長い?」さて、なぜでしょう。

アフリカ園のサバンナには、ダチョウやペリカン、キリンなどがいます。サバンナを見下ろすレストラン近くの歩道にこんな問題が。「キリンの首はなぜ長い?」さて、なぜでしょう。

 

 

 

動物園ラーメン680円。蒲鉾と海苔にかわいらしい動物の顔が。この他、レストランのメニューには、結構本格的なカレーなんかもあります。

動物園ラーメン680円。蒲鉾と海苔にかわいらしい動物の顔が。この他、レストランのメニューには、結構本格的なカレーなんかもあります。

園内にはレストランや喫茶店など、お食事できるスペースが三箇所あります。また、正門入って左手すぐにある建物〝コレクション〝では、園内にいる動物のぬいぐるみや携帯ストラップ、動物関連の絵本やお菓子など動物園ならではのお土産を購入することもできます。
コレクションの隣にあるウォッチングセンターでは講演会などのイベントが行われ、動物に関する質問に答えてくれたり、動物について学ぶことができます。
この紙面でもご紹介しきれないほど盛りだくさんの多摩動物園、一日いても、きっと飽きません。

 

昆虫園のロビーには、大理石で作られた昆虫の像が並んでいる。子供たちに大人気のクワガタも。

昆虫園のロビーには、大理石で作られた昆虫の像が並んでいる。子供たちに大人気のクワガタも。

多摩動物公園では、幾つかの絶滅危惧種の動物に出会うこともできます。
インドサイやマレーバク、野生のものは既に絶滅し動物園で飼育・繁殖の行われているモウコノウマ、シフゾウ等。 私達が受け継いだ貴重な自然。私達の世代で終わらせることなく、次の世代へ引き継いでいきたいものです。

 

東京都多摩動物公園(公式ホームページ)
お問合せ TEL:042-591-1611
交通 京王八王子駅⇔多摩動物公園駅
(京王線往復切符代340円)
〒191-0042
日野市程久保7-1-1
入場料 入場料 600円(中学生以下200円)
ライオンバス(大人 350円 中学生以下100円)

 

※この記事は平成18年1月に書かれたものです。