たまの探訪記 高尾山薬王院 節分会編

 

薬王院大本堂。節分会の豆まきや護摩供は、こちらで行われます。

薬王院大本堂。節分会の豆まきや護摩供は、こちらで行われます。

京王八王子駅から北野経由で乗換え含めて二十分弱。高尾山薬王院への入口、高尾山口駅に到着します。 
そこから、歩きなら一時間ほど、ケーブルカーまたはリフト利用で三十分弱。 
関東三山の一つ、真言宗智山派大本山 高尾山薬王院有喜寺に到着します。

 

四天王門をくぐってすぐ右手、高い鼻を持った大天狗と、とがった嘴を持った烏天狗の小天狗の像があります。山岳霊場と天狗信仰は密接な関係にあります。

四天王門をくぐってすぐ右手、高い鼻を持った大天狗と、とがった嘴を持った烏天狗の小天狗の像があります。山岳霊場と天狗信仰は密接な関係にあります。

日本は季節の移り変りの美しい国。季節に即した伝統的行事も数多くあります。 
家族揃って年越しそばを食べ、お正月は初詣に出掛ける。 
お盆、里帰りしてお墓参り。 
桃の節句の雛祭り。端午の節句は子供の日。 
七五三のお祝いと千歳飴。 
そして立春前日、節分。この日、日本の各地で厄払いのための豆撒きが行われます。

 

四天王門。門内には、四天王像が安置されている。  南方増長天、東方持国天、北方多聞天、西方広目天の四天。

四天王門。門内には、四天王像が安置されている。南方増長天、東方持国天、北方多聞天、西方広目天の四天。

もともとは年四回の各季節の分目の立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれの前日を全て節分と呼びました。

現在節分といえば、四季のうちでも立春の前日を指します。
節分の豆まきの由来は古く、平安時代宮中の年中行事として行われていた厄払いの儀式「追儺」が元であるといわれています。追儺は毎年、旧暦の正月に近い立春前日の節分に行われていました。
豆撒きといえば「鬼は外、福は内」。そう思い込んでいましたが、地域によっては「鬼も内」といって取り込んでしまうところもあるそうです。

昨年の節分会の様子。力士や芸能人、その年の年男・年女らが豆を撒きます。(写真提供:高尾山薬王院)

昨年の節分会の様子。力士や芸能人、その年の年男・年女らが豆を撒きます。(写真提供:高尾山薬王院)

豆まき参加予定者
毎年、薬王院の豆撒きには、年男・年女の方々の他にもたくさんの著名人の方が参加されます。今年の参加予定者は、次の方々です。
北島ファミリー…北島三郎、山本譲二、小金沢昇司、和田青児、北山たけし
貴乃花部屋…貴乃花親方、音羽山親方、常盤山親方
片男波部屋…片男波親方、玉乃島、玉春日、玉飛鳥
八王子車人形 西川古柳座
真木ことみ、柏木隆之、丘みつ子、高橋光代、地井武男、仲音映里、栃原理恵(順不同、敬称略)
昨年の節分会の様子。撒かれた福豆を食べると一年間無病息災で過ごせるといわれます。(写真提供:高尾山薬王院)

昨年の節分会の様子。撒かれた福豆を食べると一年間無病息災で過ごせるといわれます。(写真提供:高尾山薬王院)

 

権現力ソフト300円。高尾山オリジナルの健康ぶどう酢「権現力」を使用した、さっぱりしたソフトクリーム。

権現力ソフト300円。高尾山オリジナルの健康ぶどう酢「権現力」を使用した、さっぱりしたソフトクリーム。

季節の食材を使用したソフトクリームも最近多く見かけるようになりました。こちらは紫芋使用のいもソフト。

季節の食材を使用したソフトクリームも最近多く見かけるようになりました。こちらは紫芋使用のいもソフト。

薬王院へと続く参道の茶屋で、権現力ソフトなるものを発見、食べてみました。高尾山オリジナルの健康ぶどう酢「権現力」を使用したソフトクリーム。おいしいし、お酢の力で元気が出そうな感じがします。他にも紫芋のいもソフトやマロンなどソフトには色々種類があります。

 

地元商店会も元気です。高尾山の名物はとろろそば。お菓子なら、もみじ饅頭など。

地元商店会も元気です。高尾山の名物はとろろそば。お菓子なら、もみじ饅頭など。

薬王院のお神酒も、高尾山のオリジナル。その名も「高尾山」。他、名物とろろそばを始めお漬物やお菓子等々、お土産物も充実。

 

四天王門の右手には、参道沿いに年男・年女の名前がずらりと張り出されている。たまには天狗もこの札を読みに来るかもしれない。

四天王門の右手には、参道沿いに年男・年女の名前がずらりと張り出されている。たまには天狗もこの札を読みに来るかもしれない。

本年度の分は既に締めきってしまいましたが、毎年一月中旬まで、お一人三万円で年男・年女の方のお申込みを受け付けていますので、そちらもぜひご利用ください。

 

仏教の「十善戒」とは、仏教に限らず全ての人の生活に当てはまる、より良い人生のための道しるべです。 仏教にあまり興味がない方も、一読されることをお勧めします。

仏教の十善戒
(真言宗智山派 教化推進リーフレットより抜粋)
仏教には、「十善戒」という幸福への道しるべがあります。このリーフレットは、日々「十善戒」を唱えて自分の生き方を確認し、信頼と敬愛を得て、人間関係が良くなり、幸福な人生を送ることをすすめるものです。
仏 教 の 十 善 戒
からだのおこない 不殺生 むやみに生き物を傷つけない
不偸盗 ものを盗まない
不邪婬 男女の道を乱さない
ことばのおこない 不妄語 うそをつかない
不綺語 無意味なおしゃべりをしない
不悪口 乱暴なことばを使わない
不両舌 筋の通らないことを言わない
こころのおこない 不慳貪 欲深いことをしない
不瞋恚 耐え忍んで怒らない
不邪見 まちがった考え方をしない

 

 

ケーブルカー高尾山駅近くの夏はビアガーデンになる展望台も、冬は人影まばら。天候によっては、都心や横浜の方まで見渡せます。

ケーブルカー高尾山駅近くの夏はビアガーデンになる展望台も、冬は人影まばら。天候によっては、都心や横浜の方まで見渡せます。

大本山高尾山薬王院有喜寺は、行基菩薩の草創で千二百年余りの歴史があり、俊源 大徳が中興した古刹。 
成田山新勝寺、川崎大師平間寺と並び、関東三山のひとつに数えられる霊験あらたかなお寺です。 
お正月薬王院に初詣をし、節分会の福豆を拾って一年の厄を落とせば、一年間無病息災で心も安らかに過ごすことができるでしょう。

髙尾山薬王院有喜寺真言宗智山派大本山
総合案内 〒193-8686
東京都八王子市高尾町2177電話0426-61-1115(代表)
FAX0426-64-1199

 

※この記事は平成18年2月に書かれたものです。