英語トリビア ”猿”はアメリカに渡ると”猫”になる?

“猿”はアメリカに渡ると”猫”になる?

人を真似る事を比楡する日本語に「猿真似」があります。これに近いニュアンスが英語では”copycat/コピーキャット”と言います。これは決して 猫をコピーしている状態ではないですよ ! 直訳すると「猫真似」です。語源は定かではないですが、真似の上手な猿が語源の猿真似と同様、このコピーキャットも子猫(kitten/キトゥン)が母親猫の行動を真似る習性からきているのでしょう。

 

友達がステキな洋服を買ったのを見て、自分も同じようなものを見つけて着ていると”Copycat,copycat!!/まねっこ!”とからかわれたりします。
その行為に注意を与える時は、”Don’t be a copycat(ドント・ビー・ア・コピーキャット)/人の真似をするのは止めなさい”というように言います。また単純に”Don’t copy me(ドント・コピー・ミー)/私の真似をしないで”とも言えます。

その他にコピーキャットという言い回しは下のようにも使われます。

  • 模倣犯罪 “copycat crime/コピーキャット・クライム”
  • 模倣品 “copycat prooduct/コピーキャットプロダクト”
  • 模倣ウイルス “copycat virus/コピーキャット・バイラス”

「猿」が海の向こうでは「猫」に化けるとはおもしろいですね。逆に日本では猫を使った言い回しが、英語では他の動物に変わる事もあります。それがこちら。

●猫にかつおぶしと言ったところだ(猫にミルク、キツネにガチョウ)
=It is like trusting a cat with milk[setting a fox to keep geese].
“イットイズ・ライク・トラスティング・ア・キャット・ウィズ・ミルク/セッティング・ア・フォックス・トゥ・キープ・ギ 一ス”
●この子は今日は借りてきた猫のようだ(子羊のように)
=This child is as gentle as a lamb today.
“ディス・チャイルド・イズ・ジェントル・アズ・ア・ランプ・トゥデイ”
●それじゃ猫に小判だ(ブタに真珠)
=IT is like casting pearls before swine
“イットイズ・キャスティング・パールズ・ビフォア・スワイン”

※この記事は平成19年3月に書かれたものです。