英語トリビア 4月はウサギが活躍する?

4月はウサギが活躍する?

★イースター・バニーからのプレゼント★
だんだんと暖かい日が増えてきましたね。4月といえばアメリカでは、Easter/ イースター(キリストの復活祭)という行事が行われます。今月はそのイースターが、 どのようなイベントかを御説明しましょう。

イースターとはキリストが復活したと言われている日で、それを祝う復活祭です。
イースターは、祭礼を行う教会のカレンダーに沿っており、年により変わりますが必ず日曜日になります(春分の後の最初の満月の日の次の日曜日)。一方、イース ターの前の金曜日は(この日にキリストが十字架にかけられたとされています。) “Good Friday/グッド・フライデー”と呼ばれます。多くの人が教会に行けるように学校やお店、会社などはお休みになります。イースター当日はクリスマスと同様に、ほとんどのお店などはお休みになり、家族でハムを中心にしたディナーでお祝いしま す。

またイースターと言えばイースター・エッグ。子供たちは卵に色をつけたり、絵を描いたりと親子で楽しみます。またおもちゃ、チョコレート、ジェリービーンズなどのお菓子、お金(1ドル札など)などが入ったプラスチックで出来たカラフルな卵を、家の中や庭に隠して、それを時間内に探すEgg Hunting/エッグ・ハンティングを楽し んだりします。イースターはハロウィンやクリスマスと並ぶ、子供達とっての楽しいお祭りでもあるのです。なぜ卵かというと、キリストが登場する前の2000年以上の昔、人々は「大きな力が卵に存在する」と信じ、卵が復活や命の象徴と考えたのです。ウクライナでは、複雑な模様が施された装飾品としてイースター・エッグが有名な程です。またイースターの朝、目覚めた子供たちはイースター・バニー(クリスマスで言えば、サンタクロースのようなもの)からのプレゼント(イースター・バスケット)を探します。このイースターバスケットには、塗り絵の本、動物のぬいぐるみ、卵型チョコレートなどなど。子供たちの大好きなものがいっぱい詰まった、夢のあるプレゼントがイースター・バスケットなのです。もちろん、大人同士もイースター・バスケットのプレゼント交換を楽しみます。

イースター・バニー、イースター・バスケットには由来がいくつかある様です。ドイツの昔話に貧しいおばあさんがおり、このおばあさんは子どもが大好きで、毎年イースターになると、近所の子供たちにお菓子を配っていました。ある年のイースターに、彩色した卵を庭に隠し子供たちに見つけさせるというゲームをしていたところ、野ウサギが庭をピョコピョコと飛び跳ねていました。これを見た子供たちが、「この野ウサギがイースターエッグを配っている」と噂をしました。以後、イースター・エッグ ・ハントとイースター・バニーがドイツ系移民の子供たちによって 広められていったというのがひとつの説です。それから、野ウサギは、まばたきをしないのだそうです。夜空の星はまたたくのに、月は瞬きません。そのことから月と野ウサギは関係があるということになり、いつしか野ウサギは春分の次の満月の夜、卵を運んでくる使者と言うことにされたのだそうです。また、古代エジプトでは、豊かな春の息吹は、ウサギによってもたらされるものだと信じられていたそうです。うさぎは「多産」なので生命の復活というイメージが強いためなのでしょう。これらのことから、子供達が野ウサギの巣を編んで納屋などの周りにおいておき、子供達が 「いい子」だったら、 野ウサギがイースター・エッグを夜のうちにおいていってく れる(イースター・バスケット)という言い伝えが生まれ、この話がアメリカに渡り、編んだ篭に色つきのイースター・エッグを入れるという習慣になったようです。

 

※この記事は平成19年4月に書かれたものです。