以前のブログにて、
年始恒例の薩田峠~三保の松原紀行の事を紹介させて頂きましたが
今年もまた、その時期がやって参りました。
しかし、今年は…
年末から年始にかけて体調を崩し
何と、31日~1月1日にかけては、文字通りの寝正月!!!
毎年楽しみにしていた静岡、富士山紀行を止む無く断念することにしたのです。
ここ数年続けていた恒例行事でしたので、本当に残念で仕方ありません。
何もしない、何も出来ないお正月…
少し体調も戻り、ちょっとは外出したい気分もあり散歩に出掛けました。
思い切って外に出てみたら思っていた以上の爽快感でした。
「海が見たい…」
突然の衝動に駆られ、思い切って更に遠くへ…
こんな時、自分はいつも気が付くと湘南の海を眺めに来ています。
今回も例外なく江の島の駅に降り立っていました。
思い立ったのが遅かったせいもあり、駅に着いた時点で既に日が傾き
とても綺麗な夕焼けが広がっていたのがとても印象的でした。
江の島へと続く橋を渡る時、
それはそれは見事な夕焼けにしばし立ち尽くすほどでした。
橋のなかほどまで来た時の事…
たった今感動した景色を遥かに上回る雄大かつ
夕日に映える見事な富士山が目に飛び込んで来たのです!!!
この富士山を見た時に、今年は静岡までは行けなかったけれど、
自分の心のままに行動し、
結果、場所や形は違うにせよ今年もまたお正月に富士山を見る事が出来ました。
今までは、必ず静岡へ行き、
その場所で富士山を見るという形式にこだわっていました。
でも、今回の経験で、自分が本来したかった事。
それは、静岡に行くという行為ではなく、
富士山を見るという事なんだと認識する事が出来ました。
『今年は、形式に囚われず本当の目的をしっかりと見極める事にしよう…』
思い立って、ふと出かけた事が切っ掛けでこんなに大事な事に出会えるなんて。
思いがけない感動に、とても感謝です。
米軍事業部 課長 宇田川 政幸