今回初めて知覧研修に行かせて頂きました。最初は知覧という地名も知らず、
後で特攻隊の舞台になった場所だと知りました。
研修に参加するにあたり、事前に少しでも学んで参加する事が大切だという事で、
「俺は、君のためにこそ死ににいく」というDVDを観て参加しました。
私はDVDだけではなく「ホタル帰る」という本も読んで参加しました。
これは、当時軍の指定食堂であった富屋食堂の女将・鳥浜トメさんが、
特攻隊員たちを親身に世話していた姿を、
娘の礼子さんが自らの体験も交えてまとめた内容の本です。
その本を読んだだけでも、胸が詰まりました。世間から何と言われようが、
憲兵隊に暴力を振るわれようが、若くして死にに往く特攻隊員への愛情あふれる
トメさんの姿に、ただただ感動しました。
当時、軍神と崇められていた特攻隊員が、戦争が終わると世間は手のひらを
返したように、「無駄死にだ」、生き残った特攻隊員も「生き残り」と非難される中、
トメさんは一人、亡くなられた特攻隊員の方達の為に、
墓標代わりの棒杭を立てて、お参りを欠かさずしたそうです。
それは、長い年月をかけて現在では観音像となり、
また特攻平和会館も完成しました。
現在では、たくさんの人が知覧を知り、特攻隊員の事を知る事になりました。
富屋旅館の女将さん・若女将さんのお話や企画会社の
ザ・メディアジョン代表山近さんのお話も様々な思い・感動がありました。
平和の大切さ、感謝する事の大切さ、恩を感じ恩に報いる事の大切さ、
そしてそれに気付く事の大切さをたくさん学ばせて頂く機会となりました。
今回このような研修に参加させていただけた事、
白柳社長はじめ関係者の方々に感謝致します。
管理本部 中谷 梢