以前よりテレビなどで良く見る「オレオレ詐欺」という事件。
世間では多くの被害がでているんだなぁ・・・と他人事だった。
が、先日、私の母がこれに遭い被害が発生する寸前であった。
仕事中の昼前に私の妹より突然メールが来た。
「兄き携帯の番号変えた？
風邪で喉がおかしいの？そんな訳ないよね？
お母さんの所に、そう言って
『忠昭だけど大事件が起きた、至急３００万円用意して。』
と電話があったらしいのだけど、これって詐欺だよね？」
という文面だった。
メールを見た瞬間、あわてて母の携帯に電話した。
「忠昭だけど、３００万円なんて必要ないからね！
今どこにいるの？」
母「高倉の銀行に来てるけど！？」
私「すぐ銀行の人に電話代わって！！」（信金だけど・・・）
信金の人「お母様の様子が変なので声を掛けました。
お金は下ろしてません。今、警察に電話しました。」
とのこと。
社長に訳を話し即、多摩信へ向かった。
信金の会議室には母と支店長さんと窓口？の女性、
５人の刑事さんも駆けつけてくれていた。
母は騙されたことにショックだったのか、
それとも何が起きているのか分からないのか？
なにかキョトンとした感じで座ってお茶を飲んでいた。
（とりあえず一安心。ホッ・・・）
刑事さんが
「犯人を逮捕できるかもしれないので、協力してほしい」
とのこと。
母は騙されたままを装い、
犯人がお金を受け取りに来るのを待つという。
まあ５人も刑事さんがいれば安心なので、
私は信金の方々にお礼を云って仕事に戻った。
１時間ほど経って刑事さんから電話があり
「犯人が感づいたようで、
お金は必要なくなったと電話がありました。」
とのこと。
それにしても、なぜ母はすぐに私の携帯に電話してこなかったのか？
そうすれば一発で詐欺だと分かったのに。
やはり犯人が言葉巧みに云って、
母も信用（混乱？）したのか・・・？
犯人を逮捕できなかったのは残念だが、
母が無事（お金も）で良かった！
機転をきかせて下さった、多摩信用金庫 高倉支店の皆様と
刑事さんに感謝。
m(_ _)m
建物総合事業本部 副本部長 花村 忠昭
