父は生前に母と相談して葬儀社を決めていました。
そして家族だけでやって欲しいということも言っていたようです。
母も姉も私も初めての葬儀、何をどうしていいのか分からない事ばかり。
家族葬というのも最近聞いたというか、田舎だとご近所さんが手伝いにきてくれたり、
そういうものしか知らなかったので残された私達家族も戸惑いました。
ですが以前に頼んでいた平成葬祭の方がいろいろと教えて下さり、
無事に終える事ができました。
下の写真は、出棺するときに父を乗せることになる板でそこに「おくりことば」を
家族みんなで書きました。父が仕事で使っていた道具や大好きなお酒、釣りの道具、
それぞれの思い出を描きました。
メッセージも添えました。
通夜から告別式まで寄子の思家という場所で行ったのですが、
そこはまだ新しくできたばかりでとても綺麗でしたし、
宿泊もできるとの事だったので
母は兄や孫達と一緒に泊まりました。
私の娘はまるで旅行に来た気分で姪っ子達とお泊りできるのが
とても楽しかったようです。
お葬式というと、遺体があってちょっと怖いという感じが
今まではしていたのですが、なぜか父の場合はまるで眠っているみたいで、
親族だから当たり前なのかもしれないですが、何度も寝ているところに
見に行ったりして怖いという感じが全然しませんでした。
化粧も1度直してもらったのですが、ちょっと違うよね…と
姉や母、孫、女子総勢5人で、チークをつけたり、それがパール調で
かわいすぎる!と慌てて直したりと笑ってしまって。
みんなで、お父さんが「もうええわ~早くしてくれっ」て言いそうだねと
父を囲んで笑ってしまいました。
ご近所の方々にも家族葬という事に戸惑わせてしまいましたが、
なんとか無事に終わり良かったと思います。お願いしていたお坊さんも
お話好きのようで、母を寂しくさせないようになのかいろいろとくだけた
お話をしてくれ私達も緊張がほぐれました。
いろいろな方のおかげで無事に父を見送ることができたと思います。
本当にありがとうございました。
建物総合事業本部 主任 小島 陽子