4月19日(水)の出来事でした。
いつものように朝の掃除をしていると花村副本部長から
こんな声がかかりました。
「田中さん 会社の前の駐車場に黒いバイクがあるやろ。
その横にカバンが落ちてたから『会社で預かってます』って張り紙しといて」と
おっしゃられたので、チャチャッと朝の掃除を済ませた後、
張り紙を作ってカバンが落ちてた付近の壁に貼りだしました。
そのカバンは男性用のビジネスバックで
中に持ち主がわかるものあるかも?と思い、
カバンのチャックを開けるとまず目に飛び込んできたのが
車の鍵かなと思われるものと水が入ったペットボトルでした。
「鍵とペットボトルじゃ持ち主わかれへんしなぁ~」っと
思いながらカバンの中をゴソゴソしていると自動車保険の保険証券が
あったので「同じ名前の入ったものが他にもないかなぁ~」っと思い
またカバンの中をゴソゴソ…。
そうこうしていると「ん?このカバン昨日、今日落とした落としたもんと
ちゃうんちゃう?」っていうぐらいカバンの中の書類が湿ってたので
「これは警察に届け出た方が早く持ち主見つかるんちゃう?」っと思い
花村副本部長にことわって会社の近くにある交番へ届け出ることにしました。
交番へ落とし物を届け出るのは幼稚園以来でちょっとドキドキしながら交番へ!
交番の扉を開けると20代後半と思われるお兄ちゃんの警察官が爽やかに
「こんにちは!」と。
「交番ってこんな爽やかに挨拶とかしたっけ?」っと思いながら
カバンを手渡し、見つけたときの状況を話しました。
その後、
拾い主の個人情報記入を済ますと拾い主に発生する権利の話しになり、
窓口に立たれた警察官が
「田中さんに今から3つの質問をします」といいました。
質問内容は次のとおり。
①拾得物の落とし主が3ヶ月たっても現れない場合は、
拾得物は拾い主のものになるがどうするか。
(心の声「そんなもんいるかッ!」)
②落とし主が現れたときに拾い主の個人情報開示を求めた場合伝えてもいいか。
(心の声「なんで伝えんねん アホかッ!」)
③拾得物の届け出処理の証明書をご自宅へ郵送しましょうか?と聞かれたので
「そんなんに経費、使わんといてください」と口にしながら
心の声は「税金はもっと友好的に使わんかい!」
っと思いながら全てお断りをして会社に戻りました。
日常生活において「落とし物を交番へ届ける」という行為は
ありそうでなさそうなことなので、この稀な経験をさせてくださった
花村副本部長に感謝です。
建物総合事業本部 大阪支店 田中理絵子