エイト社員ブログ「山で体験する自然現象」

山では様々な自然現象に遭遇する。
山で遭遇する自然現象は、危険なものも多いが、
中にはとても神秘的で美しいものもある。

 山から見上げる空の色は普段見ているものよりもずっと濃い青だ。
空気と太陽光の関係が原因らしく、高度が上がれば上がるほど、
空は濃く見えるらしい。

理由はともかく、この紺碧の空を見ていると、清々しい気持ちになれる。

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 ビーナスベルトは、太陽が沈む時、もしくは昇る時、
それとは反対側の空に出るピンク色の帯のことを言う。
ビーナスベルトの下の青い影が地球影だそうだ。
ビーナスベルトが出ると、写真が下手でも普通に撮るだけで、
幻想的な絵を写すことができる。

 ちなみに下は言わずと知れた富士山。その下は槍ヶ岳だ。

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 太陽が出ているのに霧が立ち込め、山の稜線から見下ろした谷が
真っ白く覆われた時には、ブロッケン現象が現れる。
ブロッケン現象とは、霧の中に虹色の輪に囲まれた
自分のシルエットが映る現象をいう。
霧で山の壮大な景色が台無しになっても、これで少しは楽しめる。

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  山で虹を見る機会は多い。その形はアーチだったり、
ドーナッツ型だったりと様々な形を見ることができる。
環水平アークは、薄雲に虹色が現れる現象。
地震の前兆だとも言われているが、真偽のほどは定かではない。

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 この光の下にいると、昇天するのではじゃないか?と思えてくるのが、
通称「天使の梯子」。正式には薄明光線というらしい。
これも山でよくある光景だ。

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 山での自然現象は実際、酷い目に遭わされたり、
危ない目に遭わされたり、いろんなことが起こるのだが、
幻想的な景色や不思議な景色で楽しませてくれることも多い。
いつもワクワクさせてくれる山に感謝。

管理本部 田倉 一美