いよいよ暖かい日が多くなり、
GWを向かえ春の行楽シーズンとなります。
数年前から母とともに、毎年『潮干狩り』を楽しみにしています。
東京湾での潮干狩りですが、
写真のように大きなアサリとカガミ貝?
(大アサリとも言うみたいです)や
マテ貝・青柳・バカ貝・赤貝・牡蠣など、
いろいろな種類の貝を見つけることができます。
残念ながら、食べ方の難しさや持ち運びの大変さから
すべての貝を持ち帰って食べたわけではないのですが、
どれも大変おいしくいただけます。
特に、アサリは貝が大きく育ち、蛤と間違うほどの大きさで、
プリプリしていて酒蒸などでも食べ応え抜群です。
こんな海の恵みをくれる東京湾ですが、
私の行く海岸では7年くらい前には持って帰れないほどの貝が採れ、
アサリを海に捨てて帰るほど豊漁だったのですが、
あまりに乱獲があったせいか、
ここ数年、全く貝が採れないばかりか、
小魚や海草、ヤドカリなどの海の生き物の姿も
ほとんどないような海の状態が続きました。
「貝をみんなでとりすぎたせいかも…」
と思い、ここ3年ほどは年1回様子見に行く程度だったのですが、
今年、ようやく海の生き物や稚貝もたくさん姿が見え、
復活の兆しがあり、嬉しく思いました。
そんな『潮干狩り』で、今回変わったことがひとつありました。
役所の人が
「漁業権があるので、
沖でアサリとかを取ると漁師さんから怒られますよ」
といって、一定の区域から沖には
人を立ち入らせないよう指導していたのです。
これまでそんなことをいわれたことがない場所だったので
面食らいましたが、ここ数年の不漁を思うと、
アサリ漁をする漁師さんの大変さもさることながら、
海の環境を維持するためには、一定のルールが必要なようです。
スーパーで買える大きさの貝までは
海に返すようにしたりはしてきましたが、
人の脅威がない貝の育つ環境を作ることも
大切だと考えさせられました。
来年も再来年も東京湾で『潮干狩り』を楽しむために、
欲張らず(これが難しい!)、
漁師さんに迷惑をかけず、
安全に楽しんでいきたいと思います。
建物総合事業本部 山田 真紀