舟状骨骨折


 

2月終わりのおじさんサッカーの試合で、右手甲にシュート性のボールが直撃し、手首の骨を骨折していました。今までで初めてのことです。骨折していたと書きましたのは、普通骨折すると痛みや腫れで気づくものですが、幸か不幸か、余り腫れることもなく、手をついた時にちょっと痛いなと感じる位だったので、骨折したことに2ヶ月間気づかず過ごしていました。

(後にネットで調べてみると、まさしく同じような症状が書かれていましたし、治りが悪い部位だとも書かれていました。)

でも、手首を反ると痛みがいつもあったので、思い立って職場の近くの整形外科にかかりました。

院長先生がレントゲンを見るなり、「折れてるよ。」「念のためMRIだね。」

私:「えっ?」

   「・・・」

   「どこが折れてるんですか?」

院長:「舟状骨と言って、親指側の手首の中にある、ちょうど船の形をしている骨で、レントゲンを見ても専門医でないと見逃すことがあるね」

    「血流が悪く治りにくい場所なので、手術してボルト挿れて締めてから1ヶ月近く装具で固定だね。」

    「今は技術も発達していて、ボルトもチタン製で埋めっ放しだよ。金属探知機にも引っかからないし、30分位で手術は終わるよ。」

私:「えっ?」「・・・手術ですか・・・」

院長:「偽関節になる前で良かったね。偽関節になるともっと大変なことになってたよ」

    「装具をはめていても、パソコンは打てるからね。」

私「・・・わ、わかりました。手術受けます。」

院長:「それじゃ、ゴールデンウィーク明けに手術しましょう。」

と言うような会話が交わされ、連休明けに手術を受けました。

 

手術も無事に終わり、装具を固定されました^^;

20180529

幸いなことに親指の第1関節と、4本の指は使えますので、物を掴むことができます。

右手でお箸を持つこともできるのですが、左手で練習しているうちに約1週間もすれば豆や小さなものを掴めることができようになったので、食事のときだけ左手でお箸を使っています。

ただ、物を掴めないとペンを持つことも、蓋をあけることも、ボタンを留めることも物凄く不自由になります。

また、駅の自動改札のICカード読み取り部は右側にあるので、左手だけでパスをタッチし辛かったり、実はこうなるまで全く気付かなかったことが多くありました。左利きの方への配慮のあるユニバーサルデザインが当たり前になるような社会に早くなればなと思います。

こういった状態になることで、改めて健康の有難味を感じています。

装具は順調にいけばあと1週間ほどで外せるようなので、それまでは我慢して、1日でも早く完治できるように過ごさなければと思っています。

建物総合事業本部 大阪支店

中本 知邦