淀川浪漫紀行

しばらくちゃんとしたプレゼントはしていなかったような気がしますが、
今回は淀川を下るイベントクルーズ「淀川浪漫紀行」をプレゼントしました。

私は現在、枚方市に住んでいるのですが、枚方の船着場から淀川、大川(旧淀川)を経て
天満橋の八軒家浜船着場までを遊覧船で巡ります。

江戸時代に京都の伏見から大阪を行き来していた三十石船の舟運を辿る船旅です。
関西の方でもあまり馴染みはないでしょうが、淀川を船で下るなんて機会はそうないので
二人ともとても楽しみにしていました。

枚方にはかつて船宿があり、宿場町として栄えたそうです。
東京日本橋から京都三条大橋までの東海道五十三次はあまりにも有名ですが、
その後に整備された大阪高麗橋までの京街道にあった四つの宿場を加えて
東海道五十七次とも呼ばれているそうで、枚方はその五十六番目の宿場だったのです。

出航です。遊覧船としては大きい方かもしれませんが、速度は自転車ぐらいでしょうか。
屋根の上にデッキが設けられているので川の上を吹き渡る風をそのまま感じることができます。
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曇りがちな天気ということもあって、真夏でもその風を受けてとても涼しく、最高に気持ちいいです。
五十七番目の宿であった守口を過ぎて旧城東貨物線の鉄橋を越えるとそろそろ大阪市に入ります。
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のんびりと2時間ほどクルージング。淀川大堰までやってきました。
ここで淀川から外れて支流の大川に入りますが、大堰の手前を左に折れて
毛馬閘門(けまこうもん)という水門を通過します。
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ここが一番の見どころなのですが、この先の大川に合わせて水位を調節するのです。
なんでもあのパナマ運河と同じ方式を採用しているそうです。
前方の川の水位が手前より低いのがわかりますか?(写真右)
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一気に水を抜くと船が大きく揺れるそうで10分ぐらいかけてゆっくり排水します。
見づらいでしょうが、側壁の黒っぽい部分まで水があったということです。2m近く水位が下がりました。
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最後に水門が上がって信号が青になりました。これから大川に入ります。
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京橋のあたりにやってきました。遠くに大阪城も見えます。
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いよいよ天満橋。八軒家浜船着場に到着です。
中之島の手前までおよそ3時間のゆったりとした船旅でした。
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そして、誕生日当日にはポルチーニ茸のクリームパスタを作りました。
手軽にできて絶品なので1カ月に1回は作ってしまうほどです。
ポルチーニ茸はやや高価なのでいつもは半分で我慢していますが、
今日は特別に一袋全部使って生パスタで作りました。
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料理も好きなので休みの日はいつも自分が作るのですが、
大切な人のために料理をして美味しいものを味わってもらえるというのも幸せです。
いろいろと苦労をかけてきましたが、今までよくついてきてくれました。
私が言うのもおこがましいのですが、大変できた妻です。
これからはこちらが恩返しをする番です。
面と向かってはなかなか言えませんが、
言葉では言い尽くせないほど妻には感謝しています。
建物総合事業本部 業務部 K. H.