家電好き

私は家電が好きだ。

その好きさ加減でいうと
家電芸人に匹敵するほど家電が好きだ。

家電芸人とは

休みの日などは、時間を見つけて
さまざまな家電量販店に行く。

ヨドバシカメラ、ビックカメラ、コジマ電気、ヤマダ電機
ラオックス、ケーズデンキ、上新電機。
八王子であれば当然ムラウチ電気にもいく。

いろいろな量販店があるが、中でもよくいくのが
「ヨドバシカメラ八王子店」。

私の給料がいったいいくらヨドバシカメラに
つぎ込まれたのかわからないほど
私はヨドバシカメラで買い物をしているはずだ。

そんな家電好きの私だが、ある日、
いつものようにヨドバシカメラへ行くことになった。
今回の目的のぶつは「扇風機」だ。

ヨドバシカメラ本館のエアコン、扇風機売り場フロアへ到着すると
素早く目的の商品を選び、レジへと向かった。

が、通常配置されている店員が2名、すでに接客中であった。

ご年配の女性と、若いカップルが2名。
店員が張り付いて商品の説明をしており、
経験則からこれは時間がかかりそうだな、と
遠目からレジの様子をうかがっていた。

若いカップル2人組は商品の説明に聞き入っている様子。
一方、レジ前にいるご年配の女性は、いよいよ
会計をすませるようであった。

私はその後に並ぶことにした。

「それでは18万円、お預かり致します。」

と盗み聞くつもりはなかったが不可抗力で
店員の声が聞こえてしまった。

18万円。結構な額だ。
年配の女性はおそらくフロアから考えると
エアコンを購入された模様。

私はというと購入しようとしているのは
扇風機。その額3,780円。

私はその店員とご年配の女性の応対が終わるのを
ばつが悪そうに待った。

すると、後のカップルへの対応をしていた店員が素早く

「お客様、なにかお探しですか?」

と私へ話しかけてくれたのだ。

「あ、はい。扇風機を」
「商品はおきまりですか?」
「はい、これをお願いします。」

店員は商品を在庫から探し出し、
会計を済ませると持ちやすいように取っ手をつけてくれた。

「ありがとうございました。」

もちろん、金額の大きい小さいよって接客態度を変えるような
不届きな店員がいるはずもないのは知っているが、
購入されていく商品やお客様に差別なく
素早く応対してくれるヨドバシカメラの店員は
毎度よい気持ちで買い物をさせてくれる。

私がヨドバシカメラへ通い詰める理由が、
ただ安いだけではないことをあらためて感じた。

ヨドバシカメラ様、またあの時応対してくれた店員さん。
いつも気持ちよく買い物をさせてくれてありがとうございます。

これからもどうぞごひいきに。

…ん?なんか違う気がするけど良しとしよう。

情報管理部 主任 北片 剣伍

株式会社エイトホームページ