「大切なこと」は報告をする。
これは通常なことだが、
「どうでもいいこと」まで報告をすることが、
報告を受ける側からすると、実は気づかされることがある。
戦場で、いつも鳥が鳴いているのに、今日は鳥がいない。
門番の兵士は、敵が来たら報告をするのは当たり前だ。
しかし、
「なぜだかわかりませんが、いつもはここにもっと鳥がいるのに、
今日はまったくいません」というレベルの報告を入れることにより、
優れた上官は、
「何かが起こっている。
もしかしたら、近くに敵が大勢潜んでいるから鳥が逃げたのかも」
と判断をする。
TVアニメでまぬけな顔をしている上官は
「そんな鳥なんかほうっておけ!
敵はどうなっているんだ」
となり、ご想像のとおりの結果が生まれる。
「これは報告しなくてもいいんじゃないか?」
というレベルの情報が、
実は大切だったりする。
建物総合事業本部では、
業務報告を日報として毎日提出して頂いている。
当然、報告事項のコメント欄もあり、
上記の様な報告をして頂いている方もいて、
工夫をしているのが良くわかり、ありがたく思う。
私はそれに毎日目を通すが、
まぬけ顔の上官にならないように注意したい。
取締役 建物総合事業本部長 梅田 友章