ついに我が家で一番長く頑張ってくれたクーラーが壊れた。
23年の付き合いで、この1週間は異音ばかりでなく、
水まで噴出し壮絶なる最後を遂げた。
誠にその働きぶりといい、敬服に値するべく使命を全うした。
電気製品はもって10年と聞いていたので
驚くばかりの能力を発揮しての見事なちりぎわであった。
連戦の労をねぎらい、感謝し一礼した。
すぐさま妻とチラシを探しコジマ電気に直行した。
予め決めていた安い機種を店員さんに
「これありますか?」と尋ねるも、
ソウルドアウトの返事にがっかり。
「明日の設置」という条件に合うのはエクスペンシブばかりだが、
お盆時期だけに仕方なく、
またこの猛暑に耐え切る自信もなくあえなく決定する。
今夏の暑さは異常極まるが、
地球的規模で異変が進行しているとの報道に不気味なものを感じる。
そういえば最近日本の近海で
従来生息していなかった魚種が発見されているとか、
多摩川にアマゾンの魚種が生息しているとか、
明らかに自然の循環が狂ってきている。
ダイバー達いわく海中の風景が変わってきているとの事。
便利さ、楽さを代償に
とり返しのつかないところまで来ているような。
かといって猛暑を我慢できる根性もなく、
現代人はなんと情けない生き物かと痛感する。
あらゆる事に、浪費が過ぎると思いつつも
やはり文明の利器につい依存してしまう。
せめて今度のクーラーにはあまり連戦さすことなく、
こちらも少しは我慢という精神を大事にして残暑に抗おう。
ブラックホールを発見したホーキング博士によれば、
「文明が進み過ぎた惑星の運命はすべて同じで
宇宙時間からすればほとんど瞬間的、地球時間からすれば
百年位で生命は消滅するであろう」との事。
30年位前の講演だから博士の説によると
あと70年ぐらいしか生存期間は残されていないことになる。
一個人の少々のエコ対策でも貢献大なるを信じ、
子々孫々のためにも、身の回りにあることから始めている。
不動産事業部 社長付(開発統括)岩松寛道