55年ぶりの集合写真

最近、中学時代の友人から
45人写った一枚の写真が送られてきた。
古希を迎えた中学時代の同級生の集合写真である。

私の生まれた村は、
一村一学校で中学の同級生は3クラス125名であった。
中学になって分校から進学してくる生徒が20名くらい増えるのみで
ほとんどは小学校からの仲間だった。
9年間も顔を合わせていると、同級生の家族のことから
どんな家に住んでいるかもわかるような付き合いだった。

私は18歳で上京して以来、同級会には20代と30代に
それぞれ1回出席だけで長らく疎遠になっていた。
今回送られてきた写真の中には55年ぶりに見る顔も多く、
ひと目で名前の浮かぶ5人だけだった。

ほとんどの男性の頭の変化が著しく
昔の面影を見せているものは1人だけだった。
救いは当時生徒会副会長の女性の作ってくれた配列名簿だった。

名前と写真を何回も見比べているうちに,
校舎の2階から積もった雪の上にダイビングした仲間や
ふざけあっているうちに
首を絞め失神させた友達の面影が浮かび上がってきた。

1枚の写真から、今回はたくさんの思い出をもらい勇気も与えられた。
次回の同級会には長年のご無沙汰のお返しに、
健康に注意し元気な顔を見せておわびしたいと思う。

監査役 千葉 久公

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