12月10日~12日まで
弊社の研修旅行で韓国に行かせていただきました。
一番の目的地は板門店(通称JSA:北朝鮮との軍事境界線)です。
このスケジュールが決まったのは1ヶ月以上前で、
板門店見学ツアーの予約も取れておりましたが、
その後世界に知られた通り北朝鮮からの砲撃が勃発し、
板門店ツアーは直後より中止になってしまいました。
幸い研修出発の何日か前に再開され、
緊張の中訪れることができました。
この板門店は、過去に亡命や幾つかの銃撃戦も起きているそうで、
何時なにが起きてもおかしくない、常に最高の緊張が続く場所だ。
このツアー専門の現地ガイドさんでさえ
『今日は普段より怖い』と云っていました。
写真で青い建物が韓国側で、
その横で北朝鮮側を監視している兵士は、
いつでも飛びかかれそうな構えで微動だにしないで立っている。
正面に見える白い建物が北朝鮮で、
ここにも兵士が一人直立不動で立っていた
(中に大勢いるのか?)。
この境界線には扉も柵も何も無いのである、
人間以外の生物なら何も気にしないで往来できそうな感じだが、
異様な緊張感があり、『ものスゴイ所へ来ているんだ。』と感じた。
韓国側は国連軍が管理しており
米軍は10%くらいで、ほとんどが韓国軍だそうです。
その軍人さんも20代で、真っ黒なサングラスをしているが、
良く見ると若い。
韓国には徴兵制度(義務)があり、
男性は19~29歳の間に入隊し、
約2年間の男だけの縦社会(軍)を経験するという。
大学生の場合は大半が途中休学して徴兵にいくそうです。
(ちなみに新兵は必ず先輩にイジメられ
(怖~)、月給は6000円だそうです。)
日本では・・・・・
終戦から65年が経ち、
戦争の悲惨さやその状況さえも知る人が少なくなった。
経済も発展し、一般的には何不自由無い生活を送れる昨今、
『平和ボケ』と云う言葉をたまに耳にすることがある。
もちろん、韓国のように臨戦態勢(現在でも停戦中なので)の
緊張感の中で生活するよりも、その方が良いに決まっている。
ただ、韓国のそういう状態が
『親孝行や愛国心に繋がっている』と、現地のガイドさんが
云っていたのがとても印象に残りました。
私も改めて自分を見つめ直そうと思います。
今回の研修旅行に連れて行って下さった社長、
毎日働いて下さっているパート社員の皆様、
留守を守ってくれていた社員の方々に感謝いたします。
建物総合事業本部 副本部長 花村 忠昭