2/18~2/19入社3年以内の社員を対象にした
知覧研修に参加させていただきました。
宿泊先は、当時は軍用食堂の女将さんだった
鳥濱トメさんが始められた富谷旅館。
古いながらも丁寧に手入れがされた清潔な居室。
女将さんを始めとしたスタッフの方々の言葉遣い、
所作が美しくとても感動しました。
初日は、知覧からの手紙という映像を見ました。
特攻隊になって戦地に向かう夫のため
「あなたはきっと心残りで先に逝くことはできないでしょうから、
娘と二人、天国で待っています」という遺書を残し
入水自殺をしたという藤井少佐のご家族の話。
たくさんの方々の映像を見て、もう涙が止まらなくなってしまいました。
夕食は、映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」で
「おばさん、僕は蛍になって帰ってくるよ」と言い
飛び立った宮川軍曹が、蛍になって飛んできたといわれる
大広間でいただきました。
出されたお料理は、特攻隊の方々が当時召し上がったものを
現代版にアレンジされた品々。どれも心がこもっていて美味しく
人生最後の食事となる特攻隊の方々に施された
トメさんのおもてなしを随所に感じることができました。
夜は部屋で、便箋と封筒を使い特攻隊の方々の気持ちになって
感謝の思いを伝えたい人に筆をしたため、
今日この場で、ありがたい学びの時間をいただいていること。
特攻隊の方々の思いの上に、私たちの日々の平和があるということ。
色んなことに感謝しつつ、眠りにつきました。
情報管理部 西岡 恭子