毎年欠かさずに頂く「前田さん」からの年賀状。
年トシの干支や縁起物や季節を感じさせる草花など、
直筆で描いて下さいます。絵心の全く無い私は感心するばかりで、
毎年届くのが大変楽しみです。
今年は寒さに力強く咲く「椿」。
そして文末に、「去年ユキさんにハワイアン誘ってもらったと
半田さんに話したら、是非会いたいとの事でした。」とあった。
前田さん、半田さん、とは20年程前、
在宅でタイピングの仕事をしていた頃納品が同じグループでした。
当時の半田さんは今の私より少し年上、
イチからタイピングを習得して仲間に加わった方で、
いつもミスゼロの原稿を納品していて尊敬していました。
そして、弊社事業統本部の角村さんから頂いた年賀状。
「趣味で吹奏楽やっています。近々発表会があります。」
とありました。
特にクラシックに甚く傾倒している私ではないのですが、
思わず、前田さんと角村さんがリンクした。
そうだ! 何かきっかけでも無ければ
なかなかお会い出来ない「半田さん」。
前田さんに連絡して、当時の仲間を集めてもらう!と思い立ち、
前田さん、半田さん、他2人と私、計5人で角村さんの吹奏楽の
発表会に出かける運びとなりました。
久しぶりにお会いした半田さん、「四捨五入してもまだ80歳よ。」と
以前と変わらぬ人なつっこい笑顔でしたが、
さすがに足腰が弱くなられたご様子で
杖をついていらっしゃいました。
それでも、
「簿記3級取ったのよ。何処も雇ってはくれないから
お墓に持って行こうと思っているの。」
と向学心は以前と全くお変わりなく、
私もまだまだ頑張らねばと思わされました。
他の方もご主人が事故に遭われ失明されたので仕事を辞めて介護中。
お嫁さんとの同居。双子のお孫さんのお世話、等々。
人生色々ではありますが、皆それぞれに苦労もあり、楽しみもあり、
今を精一杯生きていました。
次は、青梅の梅郷に、いやいや、記念公園で桜見ながらBBQ、など、
久しく途絶えていた仲間との親交が復活し楽しみが増えました。
角村さんは急遽発表会には欠席という事でしたが、
「カルメン」や往年のジャズソング ”Someone to watch over me”、
ガーシュインのメドレー等、
ジャンルを超えて楽しませて頂きました。
40~50人の鳴らす楽器を一つの音楽にするのは、すごい事なんだぁ
(きっと一人一人が上手でもこうは行かないのだろう?)
等と考えながら、
皆と会うきっかけを頂いた角村さんに感謝した一日でした。
米軍事業部 係長 Y. M.