ポケモンGO を始めたら

2015年の10月から大阪支店の立ち上げ準備などで近くにアパートを借り、単身赴任をして早くも3年が経った。

当初は新しい受託現場(なんばグランド花月:通称NGKなど)の引き継ぎなどでバタバタしていたのが懐かしく感じられる。

業務が始まったのが2016年4月から、私同様に本社から来た精鋭人の協力や大阪近隣の新しく入った社員により無事軌道に乗り始めた。

ほんと皆さんありがとうございました、感謝。

7月の終わり頃、仕事先のNGKでよしもとのN様と喫煙所で会ったら何やらスマホをさわりながら喜んでる。「なにしてるんですか?」と聞くと「ポケモンGO」だと云う。

そういえばTVなどでも話題になっていたなぁ~と思いつつも、この話題はその場で終わった。(この頃はまだ私達はお客様と業者という関係だった。 汗)

8月の初旬に本社へ戻った時、うちの事業部でもなにやらポケモンGOで賑わっていた。

そもそも私は携帯やスマホではゲームはしたことが無かったのだが、部下のMさんが「一緒にやりましょうよ!」と言ってゲームをインストールしてセットアップしてくれた。

オヤジになるとスマホを操作するのも「え~と、・・・どれだっけ?・・・」となるので非常に助かった。「あとは画面に出てくるポケモンにボールを投げて捕まえるだけ・・・」

てな訳で「とりあえずやるか!」ってことにした。まあ、この当時は猫も杓子もみんなやっていた社会現象であり、会話のきっかけくらいにはなるので営業ツールの1つにはなりそうだった。

週明けに大阪へ戻り仕事に追われる中、NGKでまたN様と立ち話になった。

「私もポケモンGO始めたんですよ!」と営業ツールを使って会話を和ませようとすると「レベルいくつ?」と聞かれる。

このゲームは進行していくと自分のトレーナーとしてのレベルが1~40までの範囲で上がっていくのだ。もちろん私も最初は1だが経験を積み15までは達していた。

笑顔で「15です!」と云うと「20になってから話しかけてくれる・・・」、「みんな適当にチョットだけやって話してくるので面倒くさいわ!」とのことだった。

N様は既に20を超えているとのこと。正直、チョー悔しくなり「絶対に抜いてやる!(笑)」その日からレベルを上げるための試行錯誤がはじまった。

それから3週間、ポケモンの乱獲!?を続けてどうにかレベル20に達した!

これが当時は結構大変で、レベルひとつ上がる事に次へのノルマが増えていくのだ。

なので30辺りからはゼンゼン上がっていかなくなる・・・

本社から応援に来てくれているO課長(今は部長代理)もポケモンを始めており、二人で早くN様に会いたくてNGKでウロウロする私たち、偶然を装い見つけて会話に入る。(笑)

「やっと20になりました、色々と教えて下さい!」、「お~ちゃんと続いてたんやね~」

「みんな口先だけでちょっとかじってヤメちゃうから信用してへんかったわ。」

やっと私のことを少し認めてくれた感じがした・・・(^^)

これから仕事が終わったらポケモン捕まえに行って飲もうかと誘われた。

このゲームをやったことがある人にはわかると思うが、いろんな種類のポケモンがいて、さらにはそのポケモンが弱いのから強いのまで千差万別である。

また、ある地域にしか居ない種類も多く、ネットなどの情報を元にいろんな所へ行かなければならないのだ。

そんなことからN様と私達は頻繁に仕事帰りにポケモンの巣と呼ばれる各所へ行き、蚊に刺されながらも歩き回って乱獲をし、最後に居酒屋で互いの努力を労った?(笑)

ちなみにN様はポケモンを捕まえながら歩きたいとのことで、電車通勤を徒歩に変えたら血圧も下がり健康状態が良くなったという。

お陰様で週1回以上これを続けてきたことで仕事でのコミニュケーションもバッチリ取れるようになった。

最近ではN様が幹事役でポケモンをやらない人も巻き込んで「愉快な仲間たち」というグループができ、年2回海外旅行に行き、季節の節目(気が向いたらすぐ)ごとに飲み会を開いて楽しんでおります。

N様、皆様に感謝。

建物総合事業本部 本部長 花村 忠昭