この度も、有給休暇をいただき、サンゴ婚の記念旅行をさせていただきました。
有給休暇をくださった会社に、感謝。
また、休暇を取らせて頂き、現場作業にご迷惑をお掛けした同僚の皆様に、お詫びと御礼を申し上げます。
この旅行は、前々から計画をしていたものではなく、おかあちゃんが趣味で「ストール」「帽子」「コサージュ」を製作しており、その展示会が金沢で実施されること、また、展示会の最終日がちょうど私どもの「結婚記念日」ということで、展示物の撤収作業の手伝いもあるため、急遽 サンゴ婚【記念旅行】と相成ったわけです。
思い起こせば、35年前同日に、これからの二人の生活を築くための決意、また、一生の思い出を作るため、当時あまりメジャーでなく「何もない、素朴なバリ島」に『新婚旅行』と出かけました。
『一生の思い出』旅とは、「バリビーチ」ホテルに滞在し、昼間は、観光地巡り・ダンス鑑賞をし、メインは各ビーチでの夕日を見ること」が目的の旅でした。
※この頃もう少し、私に商才,才覚というものがあれば、今頃「私も、大富豪」かなあ?(絶対無理)
が、2日目にホテルの近隣住民の方(初日にお会いした木彫りの職人さん。木彫りを10数体頂いた)に、「ウニ」を食べに行かないかと誘われ、小舟で浅瀬に連れて行っていただいた。ウニは浅瀬一面にあり、あまりにもおいしいため、木彫り屋さんと、私は、必死のパッチでウニを食べていた。それを見ていたおかあちゃんも、小舟を降り「必死のパッチ」に参戦、3人でウニに舌鼓を打っていた時、ふと見ると、小舟は沈没しており、荷物は水没・大事なカメラもお釈迦、おかあちゃんに「なんで、ウニ待たれへんねん!」の最初の口喧嘩をしたことと、新婚旅行の写真が1枚もないことが思い出となっております。
さて、【記念旅行】は、展示会の終了時間を考えれば、金沢に宿泊しなければならないため、ふりだしは金沢に決まりで、旅行計画を練ってみた。「金沢」は別々にではあるが、私は仕事で、おかあちゃんは展示会等で、お互い名所旧跡の観光は記憶に新しく行ってみたい場所が、思いあたらない。コマッタ。
そこで、以前現場で2年間行き来した福井を旅行先に決めた。
福井の現場は何かと忙しく、近くに観光地があるものの行くことも出来なかった場所、一度ゆっくり観光したいと思っていたところだった。
<工程>はこう、
金沢(初日) |
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・展示会場片付け |
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・「三幸」で夕食 |
(仕事のお客様と行った店。おでんは言うことなし、「絶品いわしヌタ」最高!) |
・金沢市内散策 |
(犀川の沿線の建物は風情がある。お客様の住まいがあった場所) ※一応、「三幸」で飲んでいることは、お客様に架電した。(今は九州在とのこと) |
福井(1日目) |
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・金沢から移動 |
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・「けんぞう蕎麦」で遅い朝食 |
(福井でも有数の手打ち蕎麦屋さん、「名物おろし蕎麦」) |
・「永平寺」観光 |
(現場に近いのに一度もいけなかった。素晴らしい建造物でした。) |
・「タコタロウ」で昼食のテイクアウト |
(現場に行った際の昼食はココ、「ミックスお好み焼き」はなんとも 言えん。14時にピックアップすると連絡していたが、遅れたため、毎度ごちそうになる。「ソフトクリームの蓋だけアイス」は頂けなかった。) |
・「一乗朝倉氏遺跡」観光 |
(福井の歴史を感じる遺跡。たまたま公園管理の方がいらしゃ って、同行して頂きご説明を受け、感銘した。) |
・「あわら温泉」泊 |
(たまに、えちぜん鉄道で現場に向かうとき、全く反対の方面だったため一度行ってみたかった。宿泊は「ホテル八木」福井の名物料理等、素晴らしくおいしい料理が堪能出来た。「ごちそう様でした。」) |
福井(2日目) |
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・「東尋坊」観光 |
(国の天然記念物、名前の由来は「お坊さん」らしい。自分自身にも「何か?」思い当たるふしが感じられる・・「改めねば・・・」) |
・「三国」町散策 |
(廻船で栄えた町、昭和初期の建物も素晴らしい、東尋坊のお陰で、港も守られているそうヤ!) |
・「丸岡城」観光 |
(天守閣が現存する12城の1城。観光客の一人の方が歴史に詳しいらしく、お城を管理されている方と歴史談義。横で聴いてフムフム・・・だった。) |
・一路自宅へ・・・ |
帰路の道すがら、おかあちゃんに「なんで、あんたの旅行は、いつも現場がらみやネ、」と言われた。
それは、上記工程には記載していないが、必ず、今まで私が携わった建造物をおかあちゃんに見てもらい、
家庭不在のおとうちゃんではありましたが、一応「頑張っとった」を見て欲しい思いがあるから、
それと、「自分だけうまいもん喰うたら、アカンやん!」との思いもあるからです。
さて、今回の記念旅行で「最高に記念に残ったもの」とは。 35年前に残せなかったが、「記念の写真」これや!!!!
三脚を持っていなかった私どもが、石の上にかばんを置き、悪銭苦闘しながら写真を撮ろうとしていた時、通りがかりの同年代のご夫婦の「写真、お撮りしましょうか?」と流暢な標準語でお声掛けして頂いた奥様に撮っていただいたもの。
写真を撮って頂いた奥様に「東尋坊の「坊」が隠れてますけど?」と言われましたが、私は「「坊」はおとうさんで十分です!」と言いますと、下ネタと思われクッスと笑われシャッターをおして頂きました。
「坊」はおとうさん、今まで何もしてこなかったおとうさん、
今後は【棒】となり家族を支えるつもりでゆうたけど・・・
少しウケた。
新婚旅行の写真は1枚も無いけど、また、バリの木彫り屋さんに頂いた「ガルーダ」「ガネーシャ」は、平成7年にどこかに行かれ不在ですが、この1枚の写真を、あと25年(ダイヤモンド婚)の糧として二人で頑張って活きたいと思います。
勝手なおとうさんではありますが
おかあちゃん、いままでありがとう!これからもよろしくネ!!
今度は、秋田にしたろ・・・
建物総合事業本部 大阪支店 田中 裕士