私たちの会社では一人ひとりが今後10年間の個人計画
(10年予定カレンダー:後掲)を立てています。
白柳社長の一言で始まったもので、少しづつだが内容が
充実してきているように感じています。
「10年計画を立てる」とは大げさに言えば、「人生を賭ける」
「自分の生活を賭ける」ことだと感じています。
単に未来を傍観者風に予測するのではなく、そのように
予測(計画)された未来に立ち向かう心構えをすること
だと思うからです。
例えば九分通りこういくだろうと構えて手術をする外科医と、
五分五分だと思いながらの外科医では、その心構えが違います。
無論その結果も異なるものになります。
五分五分の外科医にご自分の命を預ける気になりますか。
この二人の外科医について、手術の結果が良くない時の
弁明でもまったく異なるものになると思っています。
今日生きている人間は、ともかくも今日まで生きてこられる
だけの賭けに成功した人間です。適者生存の生き残りなのです。
だが、明日は?
東北地方太平洋沖大震災を例示するまでもなく、
出来る限り高い確率の賭けをしたいものです。
そう考えて10年計画を見直してみようと思っています。
取締役 管理本部副本部長 大隅 晃