父親の誕生日

ここ数年、父親の誕生日には自宅に招待して
ちょっとしたご馳走でもてなすのがお決まりなのですが、
今回もそのようなことに。
自分の父親の年齢もよくわからなくなってきましたが、
頭もすっかり真っ白になってしまいました。

私も歳をとるはずです。

今年は全て手づくりの料理を用意しました。
手まり寿司に鰆の西京焼きとほたてあんの茶碗蒸しです。


西京焼きはみそ床をつくって二晩漬けたものです。
弱火でじっくり焼けばまさに料亭の味になります。

誕生日ぐらいはということでお酒も用意しましたが、
調子に乗ると底なしになるのでほどほどに・・・。
昔から酒飲みで現役時代は毎日のように
飲んで帰って来た記憶があります。

私はそれほどお酒は強くもなく弱くもなく
ちょうどいい程度だと思っているのですが、
父親は年齢的にもそろそろ心配なところではあります。

今でこそ、普通に話はするようになりましたが、
もともと無口で小さい頃は怖いという印象があり、
会話という会話はあまりありませんでした。
実際、怒られた記憶もほとんどないのですが。
お酒が入ると饒舌になるので、こうして招待したりしたときには
ご機嫌になって妻を交えて談笑といった感じです。

酔うともう何十回聞いたかわからないほど
同じ話を繰り返すのでかなり面倒ではありますが・・・。
これも親孝行だと思って適当に相槌を打つしかありません。

でも久しぶりに何とか元気そうな姿を見られたので安心しました。
今さらながら随分と苦労をかけてきたなぁと申し訳なく思いますが、
これからも元気で長生きしてくれることを祈るばかりです。
昭和の時代から辛抱強く生きてきた父親に多大なる感謝です。

建物総合事業本部 K. H.