趣味「読書」などと履歴書に書けば(体のいいことしか言わないやつだな・・・)と思われてしまうかもしれませんが、本当に趣味なのだから仕方ありません。
本日は1冊の本をご紹介しようと思います。
エイト社員の必読・推奨図書の2番目に登場する、「7つの習慣」(スティーブン・R・コヴィー著)です。
ビジネス雑誌などで「成功した経営者に聞く、座右の書10冊」とか「新社会人に読ませたい本ベスト10」などとあると、必ず上位にランクインしています。それもいっときのセールスではなく、初版から20年以上にわたって、ランクインし続けています。それだけ、時代の変化や世代の風潮に流されない、普遍的な内容が書かれているのでしょう。
書店ではよくビジネス書や自己啓発本のコーナーに置かれていますが、私はそのどちらにも属さないと思います。あえて言うならば、人生哲学かと思います。
ビジネスで成功するためのスキルテクニックは書かれていません。そもそも、スキルテクニックは人格の上に成り立つ枝葉であり、もちろん必要ではありますが、「人格」という根や幹がしっかりしていなくては、どんなに枝葉を茂らせても、いや、無理に茂らせようとするほど、木は倒れてしまう、といったことが書かれています。
最初にこの本を読んだのはもう十年以上前のことですが、それまでの人生で様々成功したことも失敗したことも「そうか、あのときこの考え方があったから(なかったから)成功(失敗)したんだ!」と衝撃を受け、徹夜で読み終えてしまったことを今でも覚えています。
以来、うまくいかないことが起こったとき、どこかに解決の糸口はないかと、この本を紐解くことがままあります。そして読み直すたびに、「これは本当はこういう意味をもって書かれていたのか!前読んだときは呼び飛ばしていたな・・・」とか「ああ、大事だと思っていた考え方だけど、毎日の多忙に流されて忘れてしまっていたな・・・」と、新たに気づかされることがよくあります。
人によって様々な読み方、受け止め方はあるかと思いますが、私にとっては自分の弱さに向き合うとき、どのようにそれに向き合いうかを知らせてくれ、克服する勇気をくれる本だと思っています。
この本に出会えたことで、確実に私の人生は豊かなものになったと考えています。
感謝!です。
管理本部 伊藤 博