我が家のお魚ちゃん・前半

昨年の保育園夏祭りにて金魚すくいをした長男。
あまりの才能の無さに金魚の桶からほかの子を離し、先生が追い込んでようやく一匹掬うことができました。

当然自宅へお持ち帰りしたのですが、一匹だけでは寂しそうなので翌日から「ご自由にお持ち帰り下さい」状態の金魚を数匹持ち帰りました。
持ち帰る時に一番大きくて、動きの力強そうな一匹が今も生き残っているのですが、この金魚は「お魚ちゃん」と呼ばれ、すくすくと大きく育っています。

「お魚ちゃん」には駅ビルに保育園があり、植物には触れる機会があるものの、生き物との交流には恵まれない下の子に見せる教育ツールとしても期待をしていて、 昨年、先にお亡くなりになった金魚たちを見て

長男「死んじゃったんだね。病院に行ったら治るよ」
次男「故障しちゃった!修理してまた遊ぼう」

こう言った二人に少しでも命を教えてくれるといいな、と思っています。

さて、いつも食欲旺盛で元気いっぱい水槽を泳ぎまくっている我が家のお魚ちゃんですが、秋口からは少々体調を崩してしまった様子で、興味の薄かった子供たちも心配するようになりました。

秋にはしっぽに白い斑点ができてしまって、メチレンブルーで真っ青に染まりつつ薬浴一週間。
再び水槽に戻したけれど、すっかりお魚ちゃんの体調が気になるようになった私は、しっぽやエラ、うろこの状態といった全身チェックを日課にするようになりました。
そして冬が来て、すっかり水温が下がった頃お腹のあたりに異変を発見。
うろこが剥がれているような、はっきりとした病変が現れてきました。
魚の病気をたくさん検索して穴あき病ではないかと検討をつけたものの、自然回復を願い数週間ほど様子を見ましたが、明らかに悪化の一途。
これはいけないと水槽を変えて水を総入れ替えした時には
ごはんも食べず、ただようばかりの力ない姿となってしまいました。

小さな金魚一匹でも、命の大切さを教えてくれる偉大さに感謝して、
後半へ続く…

建物総合事業本部 北片 真紀