4月はじめの登園では進級準備として事前に保育園からカラー帽子を預かり、名前を付けて戻すことになっています。
3月最後の日曜日、翌日持参させる為にさぼっていた名前つけをしようと思い、道具を持って実家へ行きました。
子ども二人を祖父母、叔父叔母で見てもらって自分はお裁縫をしようと思ったのですが、急に具合が悪くなり夕飯時には実家で寝込む状態になってしまいました。
幸い帰宅予定の時間には動けるくらいに回復して、具合の悪いときに人手がある環境で本当に助かったのですが、この状態では裁縫どころではなく持って行った裁縫道具は持ち帰ることになりました。
翌朝、いつもより早起きして名前つけをしようと道具を開いたところ、名前が縫い付けられているではありませんか。
忙しい朝に完成している帽子を見たときは、気にして縫っておいてくれた家族の顔が浮かんで本当にうれしかったです。
夜に母へ電話して帽子のお礼を伝えたところ、家事を一切しない弟が頑張って縫ってくれたとの新事実を耳にして、息子のために縫物をする弟の姿が思い浮かんで、また胸が暖かくなりました。
具合の悪い私を介抱し、孫の相手をして、ひそかに裁縫も済ませてくれて、家族パワーのすばらしさを改めて感じました。
いつまでたっても支えられてばかりなので、いざ実家に助けが必要になったときは全力で応援しようと思います。
建物総合事業本部 北片真紀