知覧特攻平和会館
特攻戦没者1,036名の遺品、関係書類が展示されています。
達筆な遺書の数々。
尽忠報国 一死君国 散華 悲壮な言葉の並ぶ中、
日本伝統の教育を受け 護るべき国・人の為に亡くなられた方々の
その遺書の行間を読み取るのは 最早憶測でしかありませんが、
彼らが目指したのは、富でも権力でも名声でもない。
純粋に 護るべきものに対する誠実さ
美徳という日本人の品格であるように思います。
特攻というものを強いた状況についての厳しい批判もありますが
現代の人間が その時代背景も知らず
軽々しく批判するものでは無いという思いを強く持ちました。
その後、平和を守り 繁栄してきた日本が
彼らの純粋な愛国心と犠牲の上になりたっていることを忘れずに、
書物の上だけでなく その現地の空の下、その風景の中で
体感することで意義深い研修となりました。
早朝、出撃した特攻機を見送った丘へ 雷雨の中 時間を同じく
我々も登ることができました。
“ホタル館”のビデオの中で見た トメさんの言葉。
「特攻隊員たちは もっともっと生きたかったでしょう。
やりたいこともたくさんあったはずです。
2度と戦争という悲劇を起こしてはなりません」
不動産事業部 課長 田中 一美