休日の度に快適なひと時を過ごさせていただいている「都立小宮公園」は、古くから地元の人たちが生活や農業を支える水資源を確保し、水害を抑制するための水源涵養林、そして槙などを得る目的で育んできた里山であったことを知りました。昭和40年ころまでは周辺には田んぼが広がっていたようです。そしてその役目を終えても、昔ながらの里山としての情景を残しながら公園として整備され1986年(昭和61年)6月1日に開園されたとのことです。
この自然豊かな公園に八王子市外からも大きな望遠レンズのカメラを抱えて、バードウォッチングに来られています。園内の沢を散策するための木造の遊歩道の上を小鳥が歩き回っている様子も初めて見ました。可愛らしい光景です。

ひよどり山からの湧水は、この沢(ひょどり沢、大谷沢)に小さな流れを作り、園内の弁天池に流れ込んでいます。
その小さな流れに沿って夏の夜には、蛍がちらほらと舞います。
そんな情景を見に行かれる方は、園内の沢には照明設備が設置されていませんので、足元を照らす懐中電灯を持っていきましょう。ランタンだと明るくなりすぎると思いますので、足元だけをピンポイントで照らすにはやはり懐中電灯がよいと思います。
車で来られる方は、公園駐車場は午後4:30に閉まりますので、近くのコインパーキングを利用するか、八王子駅北口からバスを利用しても近いです。歩いて来られる方もいらっしゃいます。
こんなに豊かで公園としても手入れをされていて散策しやすい自然が、身近にあることに感謝し、四季の彩を皆さんと満喫していきたいと思います。
今年も蛍が舞いますように。
不動産事業部 H. M.