六月二十六日、父の三回忌の法要を営みました。
お寺の本堂で、お経を聴きながら目を閉じていると
普段の自分からは想像もつかない神妙な心持になっている自分に気が付きます。
さすがに思い出す事は父の事になりますが・・・・・
思えば、父が存命だった時、病気で弱っていく父の世話をしていて
何度も挫折しそうになった事があります。
でも、その都度頑張って来れたのは、
いつも妻が支えてくれていたお陰だと思います。
あの時、妻の支えが無かったら今の私は無かったと思います。
今、あらためて妻のありがたみを思い出させてもらった様な気がします。
三回忌ですので、父が亡くなって二年が過ぎたと言う事です。
実際、私には、この二年が五年位の長さに感じられます。
それは、父の世話が大変だったからでしょうか。
もしくは、今がとても幸せで、辛かった事は遠い過去の経験だと
思えるからでしょうか。
私は、後者だと思っています。
なぜなら、今回の三回忌を通じ、いろいろな事を回想して暗い気持ち、
重たい気持ちにもなりました。しかし、過去が重く感じれば感じる程、
それを経験し乗り越えた今現在がいかに幸せであるかと思える事、
実際そうであると言う事を、無き父が教えてくれた様な気がしたからです。
両親が健在であった時はもちろん、そうで無くなった今も、
両親に対する感謝の気持ちをいつまでも持ち続けていたいと思っています。
今回、暑い中ご参列頂きました皆様と、会社行事があるにもかかわらず
三回忌を優先させて頂きました会社に対し、心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
米軍事業部 主任 宇田川 政幸