カンボジア研修に参加させていただいたのは、今回で2回目となります。
前回カンボジアに訪れた際も、街の発展に驚かされましたが4年前と比べ都市部はさらに発展しており、建設ラッシュとなっていたことに驚かされました。大きな変化があるとともに、まだまだ貧困に苦しんでいる人たちもおり格差が広がっていることを感じさせられました。
初日は前回と同様にキリングフィールド・トゥールスレンへ行かせていただき
カンボジアでの歴史について学ばせていただきました。
ポルポトの政権下におかれ残虐な行為が行われた事実、知識人は不要という考えのもと、ただ眼鏡をかけているから文字を読めるから、他の国へ行ったことがある、そんな間違った思想で300万人以上の人を虐殺した事実、それは許されることでは決してありませんがその歴史を乗り越え、発展を続けているカンボジアの人たちの強さに驚かされます。
私があの時代のカンボジアにいたら、どうだったんだろう?
その後の時代をどうやって生きていくのだろうか?と考えましたが、きっと何も出来ずただその場にその時の流れに流されていたのではないかと思います。
自分の弱さ、無力さを痛感させられます。
また、誤った思考は人を不幸にしてしまう、誤った思考を誤った思考だと思える強さや知識を身につけなければ、自分も周りも不幸にしてしまうなと考えております。
2日目は、幼稚園の贈呈式と孤児院への訪問させて頂きました。
幼稚園の贈呈式は、盛大なもので多くの人たち、カンボジア政府の方、子供たち、先生、親御さん、が出迎えてくださいました。幼稚園が出来たことの喜びを子供たちもですが、
先生方も大変喜んでくださり、嬉しさと誇らしさが沸き上がってきました。
先生方が、子供たちの勉強を教えることができる環境が出来たことについて喜んでいるのを感じ、カンボジアの人は、子供たちの将来・世界を広げる為の、立派な仕事をされていることを感じさせられました。誰かの為に動き、働くことの大切さを再認識させていただきました。次に、孤児院へ向かい子供たちから歓迎の舞踊を見させていただきました。
時間があまりなく、子供たちとの交流できる時間が少なかったのが残念でならないです。
カンボジアの子供たちは、目がキラキラと輝いており将来の夢をもって生きています。
そんな子供たちと触れ合うと、自分も頑張ろう!もっとこの子たちの為にできることがあるんじゃないかと元気をもらえました。
研修に参加させて頂き、恵まれた環境に住んでいて何不自由なく生きていく事が出来た環境に改めて感謝させて頂き、また研修に参加させて機会を与えてくださった役員の皆様、研修中会社を守っていただいた社員の皆様、贈呈式・孤児院での歓迎をして下さったSAJの皆様に心より有難うございますとお伝えさせてください。
カンボジアから帰国し、お腹を下してしまった社員も多い中、まったくなんの問題もなく丈夫な体で産んでくれた両親にも改めて感謝の気持ちです。
研修に参加させて頂き有難うございます。
管理本部 課長 中村 咲子