私にとっての初めてのカンボジアはとても衝撃的なものでした。
到着初日にそのまま、いわゆる観光地に連れて行っていただきましたが、キリングフィールドは、中でも特に印象的でした。
当時のポルポト政権下での残虐な行いは、今日の平和な日本ではまさに想像の世界でしかなく、非現実的なものだったのに対し、実際にその地を訪れてみたときの衝撃はすさまじいものでした。また、当時から現在に至るまで、40年余りしかたっていないという現実にも同時に衝撃を受けました。
日頃日本に住み、当たり前だと感じていることも、決してそうではなく、恵まれているということ。文句が言える環境が素晴らしいことなのかをまじまじと実感いたしました。
逃れることのできない苦しみを味わい、犠牲になった方々の気持ちや、実際に現地でしか触れることができないものを肌で感じられた、という事実は今後の人生を生きていくうえでも大きく違うものだと思いました。
帰国後すぐに「僕たちは世界を変えることができない」というカンボジアが題材になっている映画を観ましたが、観たうえでやはり、現地に赴けたことは感謝しかありません。
長期間にわたり、研修に行かせていただきました。留守を守ってくださった方々、本当に有難うございました。また、今回の研修で本当に様々なことが学べました。一緒に行っていただいた方々、有難うございました。そして連れて行ってくださいました会社にも、感謝申し上げさせていただきます。大変貴重な経験を、本当に有難うございました。
事業統括本部 白柳瑛人