阪急ブレーブスの事

 先日、久しぶりに用事で西宮北口に行きました。
 正確には阪急電鉄、西宮北口駅です。

 関西以外の方は馴染みが無いと思いますが、乗降客数の多い大きな駅です。
 今では西北と略して呼ばれることが多いですが、昔からの地元民は北口と呼んでいました。
 世界でも珍しいダイヤモンドクロスと呼ばれる鉄道線路同士の平面交差があることでも有名でした(昭和59年に廃止)
 そして、今は無き阪急ブレーブスの本拠地、西宮球場の最寄り駅でした。球場は今、阪急西宮ガーデンズと言う名の巨大ショッピングモールになっています。

 阪急ブレーブス。
 ある程度以上の年齢の方ならば覚えておられると思います。
 パリーグで四連覇を果たした強いチームでした。

 名将上田が率いる勇者軍団。
 サブマリン山田、世界の盗塁王福本、完全試合今井雄太郎。
 西宮で生まれ育った私にはとってはなじみのある球団で、強いが不人気な事でも有名でした。
 同じ西宮市内には甲子園球場を本拠地とする阪神タイガースがあり、関西人は大半がそちらを応援します。
 そのため西宮球場はいつも閑古鳥が鳴いており、八十年代前半、駅前にあったマクドナルドでハンバーガーを一つ買うと無料入場券を一枚もらえたのを覚えています。
 その入場券は店の前にたくさん捨てられていて、いつもやるせない思いで見ていました。
 そうは言っても私もブレーブスの試合は数回しか見たことがないのですが。
 そんな阪急ブレーブスも1988年10月、オリックスに身売りされ、その後紆余曲折を経て近鉄バファローズと合併し、今ではオリックスバファローズになっています。
 西宮北口周辺で在りし日のブレーブスと西宮球場のよすがを探してみました。
 まず西宮球場跡地に出来た阪急西宮ガーデンズ、こちらの五階には阪急西宮ギャラリーがあります。

 こじんまりとしたギャラリーですが、阪急ブレーブスと西宮球場の資料が展示されており、ここに立ち寄れば阪急ブレーブスの歴史が分かります。

 同じガーデンズ屋上にあるホームプレート型のモニュメント。この位置に球場のホームプレートがあったという名残ですね。

 続いて市道の標識、電車の踏切。球場と言う表示があります。
 球場では野球の無い時は競輪やコンサートが開催されていました。
 球場そのものは2002年末に閉鎖されて2005年に取り壊され、跡地に今のガーデンズが建てられたのですが探せば意外と名残はあるものです。
 ありがとう西宮球場。ありがとう阪急ブレーブス。懐かしい思い出です。

建物総合事業本部  大阪支店 公下 修一