何でか、24年前の蛍光灯照明器具が突然LED器具に。

何でか、24年前の蛍光灯照明器具が突然LED器具に。

起きて、朝一杯のお茶を飲もうと台所の照明スイッチ(SW)を入れると、蛍光灯が「チカ、チカ・・」。

「蛍光灯~。買わなあかんなぁ~」とおかあちゃんに話をし、「うっとおしいからSW OFF!」

同じ蛍光灯(直管)を求めようと、朝7時から営業のホームセンターに行くが、

「同じ蛍光ランプが売っていない・!?」

それから、大変な一日が始まった。

他のホームセンター、量販電気店のすべてが開店する時間を待ち、蛍光ランプ探しを開始した。

どこを回っても、同じ蛍光ランプは見当たらず、

少し離れたホームセンターで、色調が違うラピッドスタート型の蛍光ランプをやっと見つけた。

けれど、

「なんと 最安値で1本 1,280円」 「色調の近いプレミアム1本 1,680円」

 「高・・・!」

現在、勤務させて頂いている現場で仕入れる場合と比べれば、数倍の価格。

しかたがないので、かなり離れたホームセンターに足を運ぶと

これも色調違いではあったが、10本組 2,580円(これは安い)

しかし使う蛍光灯は2本だけで他に使い道がない、

蛍光管を使い切るのが先か? 24年使った照明器具の安定器が壊れるのが先か?

迷うところである。

売り場には、既存の蛍光灯器具に適合する、LEDランプも置いている。

LED40W型ランプ 1本 2,980円 2本で税込み 6,556円

「そや!時代の流れもあるし、もうすぐ給料日やし、LEDにしよ!」と思い買い求めた。

家に戻り、さっそく、LEDランプ装着した。

「ジィ~」少し音がするが、非常に明るい・・・・!

その後しばらく(5秒程度で)「パン」といって照明が切れた・・・・・・・?

24年前の安定器がつぶれたのでした。

インターネットで、新しいLEDの埋め込み器具を探したが、現在の天井切込みサイズに適合するものはない。

安定器を探したら、同仕様のものが4,780円であったが、やはり今後の蛍光ランプの品薄の問題がついてくる。

どうしたものかと思い、LEDランプのメーカーに聞いてみようと電話をした。

女性のオペレーターの対応に、

こちらから、「御社のLEDランプを、器具に差したら、器具の安定器が破損した。」と切り出すと、

『当社の製品で、そのようなことが起こるはずはありません。・・・・(云々)』

(「そのようなことが起こるはずはありません。」は非常に余計な言葉と思いながらも)

と、当方の器具が24年前の器具で非常に古い事も含め、こんな場合はどう対処したら良いかと伺うと、

またも、「当社の製品で、そのようなことは起こるはずがありません。・・・・」

と、なかなか技術員の方に電話を取り次いでもらえません。

 しかたがないので、「弁償してくれとは言っていません、技術的なことを伺いたいだけやから。」といい、やっとのことで、技術員の方に取り次いでもらった。

技術員の方に、

「うちの器具は、もう20年以上も前の器具のため、LEDの環境に耐えられなかったかもしれない。」

「今の器具の安定器を替え、蛍光灯器具として復活させるべきか? 何か手立てはないものでしょうか?」

と問いかけた。

技術員の回答は、

『当社のラピッドスターター型適応のLEDランプを置いてあるお店には、スターター型適応のLEDランプも置いてあると思います。』

『そちらを買い求めて、電源を直結すれば点灯するはずです。電源直結をする場合は、安定器もいりません。』
『当然、器具の買い替えも必要ないです。』
『結線の方法は、製品のパケージに記載しています。』

非常に的確な対処方法を教えていただいた。

「ホームセンターには、メーカーさんに問い合わせをしたこと。それと、照明器具が原因だと思うが、頂いた  LEDランプが破損している可能性もあることを告げ、ホームセンターに返品してもらいます。」

「技術員様のお名前も合わせて報告させて頂きますね。」と伝え、電話を切ろうとしたところ。

『作業には資格が必要なので、電気屋さんにお願いしてください。』といわれた、

すかさず、私は「第二種電気工事士の資格だったらまずいですか?」の問いに、

『お持ちですか・・・「失礼しました」』との返答をいただき、行動を開始した。

■ホームセンターに行き、事情を説明し、LEDランプをスターター型適用品に返品

■結線図を見ながら、電気工事士の教本と、試験のときに買い求めた材料を確認

■結線作業開始【点灯!明かりがついた。】

■器具の取り付けを実施する。

■その際、支持金物が破損した。

■ホームセンターに、また行き、支持金物の購入と、ホームセンターの担当者に結線でき点灯したことを報告。

■支持金物の取り付け、器具をセット

■完了

この一連の作業に5時間が経過していた。

「チカ、チカ・・・」発見からは、13時間を費やしていた。

壊れた蛍光灯器具の対処法を、的確にアドバイスをくださった、LEDランプメーカーの技術員様。

返品に対する優しいご配慮をくださった、ホームセンターの係員様。

本職に従事させて頂き、資格拾得(「第二種電気工事士」)を奨励していただいた会社(エイト様)。

によって、24年前の蛍光灯器具が、『見事』『まさかの』のLED器具に生まれ変わった。

そのことに、自分は非常に充実感を抱いた。(一献)

◆総工費 4,721円(税込み)

 LED40W型ランプ スターター型適応 1,990円 2本

器具の支持金物(ステ)            156円 2個

◆消費電力の変化  LED 35W/h  ←  蛍光灯 72W/h

皆様方に深く感謝し、充実感を抱いたまま、21時に食卓にて深い眠りについた。

皆様・・・ありがとうございました。

建物総合事業本部 大阪支店 田中 裕士