10月12日、台風19号の直撃。数日前からその影響で雨が断続的に降り続いていました。
私の住居は八王子市内、JR八王子駅から北へ徒歩15分くらいの場所です。浅川河川敷まで150mほどの距離、ハザードマップでは浸水が想定される区域にあります。
当日は夜になって間もなく特別警報そして避難指示と八王子市の災害情報やTVでの報道そして消防による避難の呼びかけなども有り一気に緊迫感が走りました。
指定避難所である小学校の体育館、講堂は多くの人で2階までいっぱいになっていました。
八王子に在住40年超、現在の地に住んで21年、大阪で高校までを過ごした頃も大和川という一級河川のそばに住んでいましたが、避難は人生で初めての経験でした。避難して初めて知った緊張感でした。
報道でも浅川の状況が映し出されていましたが、なんとか持ち堪えてくれたというのが実感です。
日ごろから頻繁に浅川の治水工事が実施されていましたので、そのことをお思い起こし、感謝の気持と安堵感でいっぱいになりました。
しかし、翌日の報道では上流地域でかなりの被害で、河川敷そばの住宅は護岸が削り取られ、今にも崩れ落ちそうになっていました。何といっていいか、言葉も見つかりません。
現在でもバスなどは通れない状況が続いていています。*
広範囲での河川の越水、決壊による洪水被害そしてヘリコプターやボートによる救助の様子など甚大な被害を見るにつけ心が痛みました。そして先ずは迷わずに避難しようと痛感しました。
日ごろから穏やかな浅川の流れと暁橋からの景観を楽しみながら散策コースにしていますが、台風一過の晴天は一日だけ。雨が降り続き、濁流が続きました。そしてやっと野鳥が戻ってきたのを見たのが30日(水曜日)でした。白鷺が川面に映えて、美しい光景でした。秋らしい穏やかな日々が続き、被災された方々の一日も早い復旧を祈らずにいられません。
*このブログは2019.10.31に書かれたものです。
不動産事業部 松本浩