私がまだ高校生の頃のPCはDOSが主流でマウスもなく、
コンピュータというものは、全てインプットでPCに指示を出していました。
高校当時、私は海外留学をしていまして、
ホストファミリーの方が使っていたのが
初期型のアップル製品を使用していました。
当時アップルそのものも私には知らないメーカーでしたし、
リンゴマークにも特別驚かされることもなかったです。
私は学校で不慣れなタイピングクラスに出席していたため、
馴染みのないキーボード四苦八苦でしたので、ホストファミリーに相談したところ、
このアップル製品をタイピングの練習として提案され、
毎日学校から帰ると一時間ほどテキストを開いて、タイピングの練習をしていました。
当時のキーボードは現在の軽くタッチしてタイプするものではなく、
力強く打たないと認識しないほど、固いバネのようで、
一年間ものこのアップルキーボードを打ち続けたことで、
今でも軽いキーボードに必要以上の力で打つ癖までついてしまいました・・・。
当時の練習のお陰でタイピングは難なくタイプできるほど上達しました。
大学時代ではデザイン学科でアップルのPower PCを使い、
今でも使用されているイラストレータ、フォトショップの勉強をしましたが、
当時のPower PCはプロセッサも低くフリーズはもちろんですが、
処理速度も遅く、苦労しながら宿題を制作しました。
アップルという製品がなぜIBMと違うのかも、当時の私はまったく知らず、
ただデザインする際にマウスの操作で簡単に出来るということで使っていましたが、
教授がアップルロゴの説明*をした時、ものすごい衝撃を受けました。
その説明で私はアップルファンになったと思います。
就職先もイラストレータとフォトショップの使用度はますます頻度を高め、
年々アップル製品も内容のグレードアップが頻繁になり、
今では20年前のアップル製品と比べると比較にならないほど性能は格段と良くなり、
メガの単位からギガの世界になっています。
アップルは高校時代から使い続けているので、
当たり前のような持ち物になりましたが、
先日亡くなったアップル創設者のスティーブジョブズ氏の話題で、
アップル製品の存在に初めて感謝の気持ちになりました。
アップルの製品があったからこそ、大学を出てコンピュータで制作に携われたことは
アップルの商品が存在したからだと思いますし、
今でもオフィスでの制作は全てアップル製品です。
これからもアップルにお世話になると思っています。
*アップルのロゴのリングは「知恵の象徴」、欠けている部分は英語でかじる
「バイト」とコンピュータの情報数値「バイト」をかけています。
しかしアップルの名前の由来にはいろいろあるようです。
米軍事業部 沖縄営業所 所長 神谷 卓哉