3年ぶりの高野山

今秋、約3年ぶりに高野山を訪れました。
山の麓から山頂付近の盆地になった街まで、車でも約40分の道
のりです。弘法大師様はよくこのような山奥に修禅の道場として
建立されたものだと、感心しながら車を進めておりました。
街の雰囲気は以前訪れたときと変わらないものでしたが、やはり
昨今のインバウンドの影響で、多くの外国人の姿が目につきます。
大門、金剛峰寺を訪れ、昼食を取った後、奥の院に向かいます。
本来なら一の橋と呼ばれる小橋からスタートするのですが、中の
橋の駐車場に車を停め、そこから奥の院を目指します。

日本の有名企業の祈念碑が数多く立ち並ぶ中、東日本大震災の
慰霊碑の前で立ち止まりお祈り致しました。
しばらくすると高野杉がそびえ立つ中に参道が続き、その中を
歩くと凛とした空気に体が包まれた感覚になります。

この非日常的な空間が何とも言えません。
両脇には有名な戦国大名の墓石が並んでいます。
先ほどの企業の祈念碑と違って、古くに建立されたことが一目で
分かり、時代の流れを感じます。
墓石や記念碑、慰霊碑を合わせると約20万基あると言われてい
ますが、正式な数は誰もわかっていないのではないでしょうか。

やがて御廟橋に着きます。奥を望むと弘法大師様の御廟が見えま
すが、ここから先が撮影禁止です。
御廟橋を渡り、少し急な階段を上り、弘法大師様の御廟をお参り
した後、御朱印を頂き、お参りを終えました。
いにしえの時代をいっぱい感じられ、また心が浄化された気持ち
にさせてもらえたことに感謝しています。

建物総合事業本部 大阪支店  中本 知邦