カーペット張替工事

東京・赤坂、在日米軍施設において、カーペット張替工事を行いました。

 梅雨も明けない6月、門倉専務・臼井課長に同行し、
担当検査官と共にその施設を訪問したのが始まりでした。

あれから約5カ月を経て、ようやく、
11月28日工事の完了を迎える事ができました。

 通常は1週間程度で完了する作業が、
今回は5カ月という異例の期間を要する事になったのには、
それなりに理由があります。

いつもの様に、決まった数点のカーペットの中から
先方の好みを選んでもらい
張り替えるという作業だけではなくなってしまったからです。

現場調査の際、既存のカーペットを一部剥がして見ると、
そこには規定外接着剤が使用されておりました。

そのため、エイトと接着剤除去会社とのコラボレーションという形をとり、
接着剤を完全に除去した上でカーペットを張り替えるという
大幅な工程変更を余儀なくされました。

その手順とは、
 ・施工面積、約300㎡を二つのエリアに分ける。
 ・最初の半分のエリア内の家具等、全ての物をエリア外へ移動(エイト)
 ・移動後、カーペットの撤去作業(他会社)
 ・規定外接着剤の除去作業(他会社)
 ・除去後、カーペットの張り込み(エイト)
 ・張り込み後、家具等の移動・戻し(エイト)

これで、ようやく半分のカーペットが張り替えられた事になり、
この作業を更にもう一度繰り返して
全てのエリアのカーペット張替工事が完了するのです。

この様な複雑な作業工程を監督・管理して下さったのが担当検査官なのです。
検査官と言っても、工事の完了検査を行うだけでなく、
施設の関係者・接着剤除去会社・そしてエイトの間に入り、
材料の選択からスケジュール等、
全ての面で調整及び段取りまでも手掛けて下さっています。

検査官の円滑な段取りによって
私たちがスムーズに作業を進行することが出来、今回にあっても、
お陰様をもちまして何とか完了に漕ぎ着ける事が出来ました。

 5カ月という長期に渡り作業を進める中、接着剤除去の日程が延び、
予定していた日に作業が出来ない等、ご迷惑をお掛けしたにもかかわらず
最後まで気持ちよく作業を完了して頂きました
協力会社様と作業を監督・管理するだけでなく、
時には一緒になり作業までして頂きました検査官には、
感謝してもしきれません。

「本当に、ありがとうございました。」

心より、御礼申し上げます。
今後とも、宜しくお願い申し上げます。

米軍事業部  主任 宇田川 政幸

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