今年も父の誕生日は自宅に招待して
ご馳走することにしました。
近くに住んでいるのですが、
この季節、せっかくなので
先に近所の公園で桜を見ることにしました。
日本人だからでしょうか、
桜の季節は毎年気分が高揚します。
桜と言えばソメイヨシノですが、
淡いピンク色の花と青空とのコントラストに
心が洗われるようです。
一般的にも代表種とされているようで
江戸時代末期に開発されて
昭和の高度経済成長期に
全国で多く植えられたそうです。
というわけで桜の季節ということで
まずは鯛のソテーを
桜の白ワインクリームソースで。
そして旬は過ぎてしまいましたが、
鰤をコンフィにしてみました。
物心ついたときから大の和食党でしたが、
ウイスキーやワインを嗜むようになってからは
洋風の料理を作る割合も増えてきました。
今年はフレンチ風の料理を作りましたが、
残念ながら昔の人間にはクリームやオリーブオイルは
あまり口に合わなかったようです。
いつも料理は何でもいいと言うので
自分の好みで調理するのですが
今回ばかりは少し反省です。
父は口数が少ないほうですので
未だに好物が何かよくわからないのですが、
一度じっくり話を聞いてみたいと思います。
毎年誕生日が来る度に
今年も親孝行らしいことをしていないと
申し訳ない気持ちになります。
何とか元気なうちに心から喜んでもらえるようなことを
できたらいいなと思っているのですが。
頑固で厳しい父でしたが、
定年後は随分穏やかになりました。
私の今までの人生にもいろいろと失敗はありますが、
自分の決断を尊重してくれて
決して責めたりするようなことはありませんでした。
そんな父の優しさに感謝です。
建物総合事業本部 H. K.