平成生まれの僕はよく人に・・・
「大変な時代に生まれたね」とか「不幸な世代だね」などと言われる。
確かにバブルの恩恵を受けていない(ここではあえて受けていないと書く)
というだけで、その世代を経験した人からすれば僕らは可哀想なのかもしれない。
円高不況、東北大震災の起きた時代に人生を左右する年齢だという意味でも
僕の世代は可哀想という意見をいろいろな所で耳にする。
父に気付かせてもらった高校生くらいまで僕は自分が可哀想で仕方なかった。
トラウマとまではいかないが、僕には悪い条件反射や過剰に反応してしまう言葉がある
コレをネタに自分を「可哀想な存在」に仕立て上げる事により
人に同情してもらおうとしていた。
何とも哀れである。今考えればその考えをしてしまっている事が可哀想である。
父が伝えてくれた事はこうだった。
「それ治さないとお前が大変だぞ」
理不尽だ・・・
なぜそう感じたかというと、その悪い条件反射や過剰反応する言葉が出来た
原因こそ父であると当時の僕は考えていたからである。
しかし、父の言葉は正論だった。よく考えれば解る事だった。
もっと細かく書きたいはずなのだが、昨日知覧という素晴らしい場所から帰ってきた僕は
ここまで書いた自分の不幸話(不幸ではないがw)がどうでもよく感じてこれ以上書くのが面倒になってしまった。w
上記で述べた事がデパートの屋上なら、知覧はディズニーランドなのだ!
(書いてる本人はディズニーランドに15年以上行っていない)
大東亜戦争中の僕と同年代で特攻していった人、その人達を身を削って支えた人、
大好きな部下に死ねと命令した人、責任を果たす事を禁じられた人、愛する人の為自らわが子と入水した人、死ぬ覚悟をして生き残ってしまった人、
その人達の残した様々なモノや思い、志、愛がそこにはありました。
今の自分と重ねる事が出来たのですが、頭おかしくなるかと思いました。
「怖い」「何もかも投げ出したい」「今にも大切なモノを奪われる」「本当にもうやめてくれ」
想像しただけで鼓動が早くなる。ほんの少しの疑似体験だけで全てを閉ざしたくなる。
涙を流す余裕が持てない心の震え。
実際に経験した人はどれだけ強かったのだろう?
きっとその時代の人はみんな生まれつき強かったのではないのか?
違う!!!!
時代世代など関係ない!同じ人間がしてきた事なのだ!!だから僕も出来るはずなのだ!
なのに何故少しだけ経験値を分けてもらっただけで僕はここまでのダメージを受けたのか?
答えは簡単!怠けているのだ。
戦争を知らない人と平和を知らない人の価値観は違う。
しかし、知る事により、近づく事は可能なのだ。
その価値観は真剣に考えた人のみ獲得できるモノ。
社長が言う「気付き」とはこの事だと僕は思っています。
どんな事でもちゃんと考えればそれがどれだけ大切で、大変で、残酷で、
幸せで、あたたかくて、ありがたくて、苦痛で、滑稽で、
必然で・・・嬉しい事か、悲しい事か、ちゃんと解る。思いやりをもてる。
社長が普段言っている事と、女将さんがバスで言っていた事が同じだったのは
きっとこの仕組みのせいだ。
未熟な僕が得た収穫の中でまとまっているのはまずこの一つ。
こういう時にもっと日本語が上手くなりたいと強く思います。
ちゃんと伝えられない自分が悔しいからね♪
知覧という素晴らしい場所を世に広めてくださっていて、
今回重要なお話をしてくださった
ザメディアジョンの山近義幸社長!
弊社の新卒採用で大変お世話になっており、
参考DVD視聴の為にわざわざプロジェクタ等を用意してくださった
ザメディアジョンの竹内さん!
バスの中でバランスを崩しながらもいろいろな事を説明してくれて、
テキパキと案内をしてくれた
ザメディアジョンの高濱さん!
とってもとっても深いお話をしてくださった
富屋旅館の鳥濱初代女将さん!
美味しいご飯とあたたかい布団。
バスでのお弁当を用意してくれた
富屋旅館の皆さん!
初日からバスの運転を担当してくれて、
鹿児島の豆知識を高濱さんを通して案内してくれた
アーベル交通の吉永さん!
一緒に行って学んだエイト社員の皆さん!
残ってエイトを支えてくれていた皆さん!
上記の方々の協力無しに今回の研修成果は得られませんでした!
改めてお礼申し上げます!!
ありがとうございました!!
建物総合事業本部 白柳 広賢