時期は5月中旬、新型コロナウイルスの影響がまだ大きい時期でした。
その日はテレワークではなく出社だったので、当社の社員が日頃より行っているボランティア清掃を行う機会がございました。
朝の勤務前の時間を使い、本社近くの区画をグルッと一周、落ちているゴミを拾い歩きます。
大変だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、朝の気持ちの切り替えにもなりますし、意外と心地の良い時間であったりもします。
チリトリの半分くらいはゴミを拾うことも多いのですが、その日拾ったゴミは、いつも拾う量よりも少ない印象でした。
ふと顔を上げて街を見渡してみると、ゴミの量以前に人の数がまばらな状態……。
ゴミが少ないのは有難いことですが、「大変なことになってしまった」と改めて肌で感じました。
しかしそんな状態だからこその有難い出来事もありました。
ボランティア清掃中、話しかけて下さった男性。
「いつもすみません。」「こんな時ですが、お互い頑張っていきましょう!」
いつも工事現場の交通整理をされている方でした。
さり気なくかけて下さった言葉だと思いますが、そのさり気ない感謝の言葉はとても身に沁みました。本当にありがとうございます。
陰鬱としがちな状況が続いていますが、そんな中でも暖かい気持ちにさせていただいた、朝の一コマに感謝です。
管理本部 主任 曽我 亮介