徳川家康

日本人ならほぼ全員が知っているであろう徳川家康。

関ヶ原の戦いに勝利し、260年以上も続いた江戸幕府の初代征夷大将軍。

その他でいうと、

・幼名は竹千代

・幼少期には織田家今川家にそれぞれ人質に取られていた

・天ぷらを最初に食べた人(諸説あり) …etc

この程度の知識であればほとんどの人が知っていると思います。

ただ、いかにして当時誰もが夢見たとされる天下を統一し、安寧の礎を築き上げたのか。

その生涯を知っている人はそう多くないと思います。

私もその一人でした。

日本人は織田信長や坂本龍馬など、志半ばに生涯を絶った人物やモノに何かと興味を惹かれがちな気がしますが(ソースはないです)、成し遂げた人こそすごいのではないかというある意味当たり前なことをふと思い、徳川家康の生涯が描かれている文庫を手に取ってみることにしました。

当時と今の価値観は当然に異なりますが、共通しているものもたくさんあると読み進める中で感じました。共通していると感じたうちの一つは、人と人の交わり方です。

モノの伝え方や態度による相手の受け取り方や感情の起伏、命を懸ける時代で今とは全く違った環境でも、ヒトという生き物の根本は変わらないということを改めて実感できました。

また、当時と変わらないということは、現代においても当時のやり方が通用する、

ということも同時に実感し有意義なものになったと感じております。

徳川家康が江戸を開拓に来ていなければ、今日の東京も恐らくはないということを考えると、言葉にならない感慨深さを感じ、歴史は繋がっているという当たり前の事実も改めて気付くことが出来ました。

文献によって解釈が異なる場面もあり、全てが史実通りということは無いとは思いますが、大変勉強になりました。今後も機会を見つけ別の視点から見た記載を探していこうと思います。徳川家康さん、ありがとうございました!

事業統括本部 白栁瑛人