氾濫―「思ってもみなかったこと」の連続

ここ数年、豪雨による河川の氾濫が私たちの国土のいたるところで起こっています。

聞きなれない「線状降水帯」や今回は「水蒸気の大河」が日本列島をすっぽりと包み込んでいるとの報道。

当初「数十年に一度」と報道されていた状況が頻繁に起こり、常態化しているように思います。

地球温暖化による気候変動は今までの防災の常識が通じない、想定外の規模になっているようです。

かつて梅雨の時期、雨が降り続くにしても、豪雨による河川の氾濫など見たこともなかったように思います。

河川の氾濫、土砂崩れ、石垣が崩れ巨木が倒れといったニュースを毎日のように目にします。

そして何よりも被災された方々からは「思ってもみなかった」との言葉がでてきます。

心からお見舞いを申し上げるとともに、少しでも人的な被害をなくそうと懸命に動かれている行政や消防団の方々、専門家の方々そしてボランティアの皆さんの行動に感謝申し上げます。

昨年10月12日、東京も直撃した台風19号では、私が住んでいる近くの河川もあぶない状況になり、避難指示が出されました。ニュースでも報道されていましたが、凄く緊張したことを思い出します。本当に「思ってもみなかった」事でした。日本中の河川が赤色に染まったとんでもない状況でした。

日ごろの準備と、いち早く危険を察知し、ためらわずに素早く行動することを改めて肝に銘じた瞬間でした。少しでも状況をよくするために、身近なところで無駄や無理をなくすよう努めたいと思います。

不動産事業部 松本浩