実家に豆しばがやってきました。
名前は「しおん」。
人懐っこい犬で、初対面の私にも構わずじゃれてきます。
狭いケージに入れられているせいか遊びたくて仕方ないようなのですが、予防接種を済ませるまで外に出すわけにはいきません。
毎日のエサやりに、排泄物の始末、散歩などなど、世話をするのはとても大変そうです。しかし私の父は去年に仕事を退職済みですので、世話をするのが大変なのはかえっていいことかもしれません。
ともに仕事をしていた際には顔を合わせば怒鳴り声ばかり浴びせてきた父が、まるで毒気を抜かれたように犬をかわいがる姿は、とても微笑ましい光景に見えました。怒鳴り声をあげることもなくなり、私の心にも平穏が訪れました。
私の妹が実家で父とともに暮らしているのですが、妹も来年には大学を卒業します。妹が家を出た後に一人寂しい老後を迎えるのではないかと心配していたのですが、豆しばのおかげでどうやらその心配もなさそうです。
実家に笑顔と平穏をもたらしてくれる豆しばに、感謝です。
建物総合事業本部 大阪支店 上野 倫士